東北学院大学

工学部

【工学部】新入生の皆さんへ向けた重要なお知らせ

2020年04月09日

【工学部】新入生の皆さんへ向けた重要なお知らせ

新入生のみなさんへ 〜遠隔講義の実施に向けて〜

工学部長 岩谷幸雄

 新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。東北学院大学工学部への入学を歓迎いたします。現在、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、日本や世界の生活スタイルや経済が急激に変わりつつあります。東日本大震災から9年経過しましたが、それ以来の困難な状況に陥っていることはご存知の通りです。それゆえ、例年とは異なり、全員が揃っての入学式やオリエンテーションキャンプが中止となり、みなさんの顔を見ながらお祝いの言葉を言えない状況は、なんとも口惜しいと感じています。とはいえ、みなさんが志した技術者への道を閉ざすわけにはいきません。私たちは、あらゆる手段を駆使してみなさんが技術者として育つ過程をサポートします。このような状況がいつまで続くか不透明な状況ですが、共に学びを始めましょう。

 当面、みなさんへの連絡や講義はインターネットを介した遠隔にて行われます。この前提として、学内で標準的に使われるツールは、皆さん自身で使い方に慣れてもらう必要があります。主なものは、以下の3つです。

1. My TG:各種情報の提供、時間割作成などをオンラインで行うためのポータルサイトです。https://portal.tohoku-gakuin.jp/
2. manaba course:個別の講義の資料配布やレポート課題提出などが可能な学習支援システムです。https://tohoku-gakuin.manaba.jp/
3. Gmail:みなさんが学生時代に使う公式の電子メールアドレスが付与されます。https://mail.google.com/a/g.tohoku-gakuin.ac.jp/

 これらのツールを使うには、IDとパスワードが必要です。詳細は、みなさんに送っている資料やサイトを参照してください。まずは、情報・連絡が円滑にできる体勢を整えてください

 みなさんへの情報が、どのツールを使って提供されるかは場合により異なります。したがって、学生のみなさんは、3つのツールから配信される情報に常に注目してもらう必要があります。1日に1度、3つのツールのサイトにログインし、情報を確認する習慣を身につけましょう。

 大学では、講義の時間割は自分で作成することになります。講義の準備として、みなさんが最初に行う作業は、時間割作成とMy TGを利用したシステムへの履修登録です。時間割は、1年の最初に、通年を通したものを登録必要があります。また、4年間を通した卒業要件を満たすことを考える必要があります。各学科の履修のモデルの例示等を参考にしながら、慎重に作成しましょう。分からないことがあれば、教職員でサポートします。各学科のサポート体制についても、随時ツールを使って連絡が行われますので注意してください。

 5月7日(木)からは、インターネットを通した遠隔講義が開始される予定です。できれば、インターネットへの接続と、カメラとマイクロホンが搭載されたパーソナルコンピュータが手元にあるのが望ましいですが、用意が難しい学生は、キャンパス内の端末や、WiFi環境を提供する予定ですので、心配は要りません。情報基盤工学科については、PCが貸与されることになっています。これらの体勢についても、ツールを利用した情報の提供に注意してください。

 普通の年であれば、キャンパス内で新しい友人ができ、サークル活動が行われ、大学生活を満喫できる季節です。みなさんも期待に胸を膨らませていたことと思います。その機会が、今回の感染拡大により少し遅くなることは大変残念です。自宅に一人でいることが多くなると思いますが、ご家庭の方や友人と密に連絡をとり、精神的に孤独にならないようにこころがけてください。是非、このピンチでみなさんが感じる不自由・不便を、どのような技術があれば解決できるか考えてみてください。みなさんの若い発想が、コロナ後の社会を牽引するはずです。

 また、遠隔講義等は、教員の多くも初めての体験となります。システムが安定に動くか、対面授業のような講義が行えるかについて、手探り状態から始めざるを得ません。何が起こるか全く予想がつきませんが、まずは前を向いて始めましょう。教職員共々、全力でみなさんをサポートします!

【まとめ】講義までに準備すること&注意すること:
1. 3つのツールを毎日使い、情報を確認する習慣を身につける。
2. 時間割について、資料を読み作成してみる。
3. できる範囲で遠隔講義の環境を整える。
4. 精神的に孤独にならないように、家族・知人と連絡を密にする。