東北学院大学

大学院 文学研究科

中国重慶市からの大学院文学研究科客員教授の蔣剛先生

2014年05月12日

 今年4月から9月まで大学院文学研究科で客員教授を務めます、蔣剛先生をご紹介いたします。 
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 わたしは麻婆豆腐や回鍋肉で有名な中国重慶市から参りました蔣剛 Jiang Gangと申します。重慶師範大学歴史・社会学院で殷周時代の考古学、とくに青銅器について研究や講義をしています。わたしは1977年に重慶市東部の梁平で生まれ、仙台市と友好都市の長春にある吉林大学で大学院博士後期課程を修了するまで、考古学を学習、研究しました。2006年から重慶師範大学に勤務しています。
 今年4月から9月まで大学院文学研究科で客員教授を務めることになりました。受入教授は辻秀人教授です。わたしも含めて多くの中国人は、小学校時代に魯迅先生の作品を通して仙台という地名を、東京よりも先に知っています。
 4月は来仙してほどなく満開となった桜に感激し、今は米ケ袋にある宿舎のそばを静かに流れる広瀬川と美しい木々の緑に陶酔しながら、土樋キャンパスの研究室に通勤しています。また、土樋キャンパスに建つ歴史的な建造物を見ながら、貴学の長い歴史を実感しています。この1ヵ月半、アジア文化史専攻のとくに考古学とアジア史の教員の皆さまのご高配および大学院生との親交によりまして、非常に快適な生活を送っています。また、宮城県内と仙台市内にあるいくつかの博物館を訪問、見学し、この地域の歴史や文化についても認識を深めつつあります。さらには、宮城県考古学会や日本考古学協会にも出席し、日本の考古学者と本格的な親交を深めつつあります。
 このようなすばらしい機会を与えてくださった東北学院大学に対して、心よりお礼申し上げます。重慶師範大学と貴学との学術交流が今後ますます密接になるよう、このよき機会に微力ながら貢献したいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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仙台市博物館横の魯迅像前に立つ蔣剛先生