2015年05月07日

　先日、春の心地よい日差しを浴びながら、ひとり寂しくぼっち飯（ひとりでご飯を食べること）なるものを敢行していたところ、「すみません、ちょっといいですか？」と声をかけられました。顔を上げて声の主を見ると、そこにはにこやかな表情をした女性が3人。新手の勧誘かと思い、身構えながら相手の発言をうながすと、「東北学院のおすすめの場所ってありますか？」という意外な質問をされました。聞けば彼女たちは今年から社会人になったらしく、休日を利用してここに遊びに来たのだそうです。
　彼女たちの学生時代の話を聞くうちに、（えっじゃあ母校に行けばいいのに…）という思いが湧き上がってきましたが、それを押し込めつつ、東北学院大のおすすめスポットなるものを脳内グー○ルで検索してみました。しかし、私の脳内検索エンジンは本家とは異なりポンコツだったらしく、かろうじて震える声で「…れ、礼拝堂は…どうでしょう…？」と提案するにとどまりました。まったく我ながら情けないことです。ちなみに礼拝堂は決まった時間にしか入れない（らしい）ので、私の提案も即座に打ち砕かれました。
　その後、申し訳程度に学食や生協の紹介をして彼女たちとはお別れしましたが、その日一日は後悔と罪悪感の念に駆られていました。自分がもっと大学生活……そう、キャンパスライフを充実させた日々をおくっていれば、と思わずにはいられませんでした。とある講義にて、先生が、「あなたたち（学生）のほとんどは『リア充』ではない！」と言い放ったことを思い出さずにはいられませんでした。私はまごうことなき非リア充です。
　皆さんは、充実した学生生活、おくっていますか？

2年M.T.