文献紹介に挑戦しました
2015年07月06日
先日、ヴィクトール・E・フランクル著『夜と霧 新版 池田香代子訳』(みすず書房、2002年)についての文献紹介を行いました。この本はフランクルが、自身の強制収容所での体験を心理学者としての視点から綴ったものです。
今回、『夜と霧』を読んだことで、「自由」であることが決して当たり前ではないのだということ、また私たちの「自由」や「権利」を守る「法」の重要性について、改めて考えることができました。
こうした自分の感想や印象に残った部分について、どうやったら上手く伝えることができるのかを考え、ぎりぎりまで何度も原稿に修正を加え発表に臨みました。いざ皆の前に立つと、足が震えそうなほど緊張しましたが、なんとか無事に乗り切ることができました。
この文献紹介を行った学生は、その後の理解度確認テストを免除(!)され、テスト当日は先生のアシスタントを務めることになっています。こんな風に、授業ごと内容や評価の仕方が全然違うということも、大学の面白いところだと思います。
準備はとても大変でしたが、今回文献紹介に挑戦したことはとても良い経験になりました。
1年 K.S.