東北学院大学

法学部

陶久教授のドイツ留学日記(7)

2015年09月15日

【生活の準備-青色のゲッチンゲン】
 9月1日に雨の中、大学の研究室にご挨拶に行き、ゲストハウスと研究所の鍵を頂いてきました。ホテルからは徒歩15分程度の所、Blauer Turm(=「青い塔」と言う意味)という建物の中に、お世話になるDuttge先生の研究室があります。「青い塔」とは何だろうと思いましたが、よく見ると窓ガラスが青く、しかも建物が周辺の中では相対的に高い、というものでした。但し、全くの近代的建物です。
 9月2日には1ヶ月のバス乗車券を駅で購入した後、ホテルを引き払ってゲストハウスに到着しました。150915-1-1.JPGゲストハウスは、理系の研究所が点在している大学北キャンパスの中にあります。町の中心部からはバスで15分程度ですが、すぐそばには畑も見えます。疑いもなく、私の日本の家よりも田舎です。4階の部屋から眺める景色は、林の上に広い空が広がり、思索にふけるにはもってこいといった環境です。150915-1-2.JPG雲が良いですね。尤も、保育園が近くにあるのか、夕方5時半頃まで子どもの声が響いています。元気です。
 部屋には、フランツ・マルクの絵が2枚掛かっています。「青い馬」。どうも、青がこの地での基調となる色のようです。そういえば、9月2日に着た私のシャツの色は青。そして、濃い青のジーンズでした。

 

法学部教授
陶久 利彦