東北学院大学

法学部

陶久教授のドイツ留学日記(77)

2016年08月25日

【夏学期の会議―Aktuelle Fragen des Medizinrechts】
 7月9日(土)10時からは、新市役所近くの大学の会議室で、医療関係のデータ保護に関する会議がありました。参加者は、担当者にメール連絡をするだけでよい、と会の案内にはあったのですが、連絡先アドレスに参加希望メールを送ると、驚いたことに「現在休暇中です。」との自動返信のみ。
 当日そのことを告げると、受付嬢が会主催者に相談をして無事参加オーケーということになりました。Duttge教室の助手3名の姿も見えます。参加者全体の服装は、ドイツでは珍しくスーツにネクタイが多数。医師が参加者の大半を占めると、こんな風になるのでしょうか。
 とはいえ、報告の前半数名は法的問題の整理。ドイツ法、EU法、条約などが引き合いに出され、医療データに関連して、一方でのビッグデータ活用法と他方での個人のプライバシー保護との葛藤が論じられます。
 連日の会議で少々疲れ気味の私は、午前の休憩時間で失礼しました。単語一つ一つが明瞭に聞き取れるのに、全体の「意味」が不鮮明な状態には、少々つらいところがあります。(写真は、いずれも会議での報告の様子)

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法学部教授
陶久利彦