【ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会】モンゴル帝国時代 シルクロードのウイグル仏教徒
2012年06月14日
現代の中国新疆ウイグル自治区に住むウイグル人の大多数は、トルコ系のウイグル語を用いるイスラーム教徒です。しかし、かつての新疆は、シルクロード沿いに伝わった仏教が花開いた地域であり、10~14 世紀にこの地に栄えたウイグル人たちの古代王国も、仏教を手篤く保護していました。もともとはモンゴル高原の遊牧民であった彼らは、中央アジアに南下すると、オアシス都市の商業文化・仏教文化を受け入れて東西にまたがるシルクロード交易を展開し、13~14 世紀にはモンゴル帝国のユーラシア統合に際しても大きな役割を果たしました。
今回の講演では、世界各地の研究機関に所蔵される出土文献資料やシルクロード現地調査の成果もふまえつつ、モンゴル帝国時代のウイグル仏教徒の社会と活動について、その一端をご紹介します。
■ 日時 :平成 24 年 6 月 16 日(土) 15:00~17:00
■ 会場 :土樋キャンパス 8 号館 5 階 押川記念ホール
LECTURER 講 師
弘前大学人文学部教授
松井 太 氏 (まつい だい)
○対 象 | どなたでも受講できます |
○申込方法 | 直接会場にお越しください |
○受 講 料 | 無料 |
○主 催 | 東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所 |
○問合せ先 | 東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所 TEL・FAX 022-264-6379 E-mail:europe@tscc.tohoku-gakuin.ac.jp |