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ヨーロッパ文化研究所公開講演会「インドの宗教事情−宗教多元主義国家の光と影−」

2011年06月14日

ポスター
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 インドは日本のほぼ 10 倍の面積と人口を有する大国であり、多様性の国である。民族的に、文化的に、言語的に、そして宗教的に、さまざまな要素をかかえ、またそれだけ多くの問題をかかえている。本講演では、宗教の問題に焦点を絞り、南アジア(インド亜大陸)の宗教的変遷の跡を大きなスパンで捉え直すことから始め、最新の宗教事情について、それぞれの宗教・宗派の動向にも留意しつつ、また数字的資料などを織り交ぜながら解説する。パワーポイントを用い、また映像資料なども活用する予定である。

 近現代に関わる具体的な内容としては、インド憲法や政治システムにおける「宗教」の位置、ヒンドゥー民族主義の高まりと政治的動向、ヒンドゥー・イスラーム対立とコミュナル暴力、グローバル化に伴うヒンドゥー教の変容と世界進出、仏教復興運動とネオ・ブッディズム、キリスト教会による改宗政策と現地文化適応、キリスト教宣教の現況などに及ぶつもりである。

インドの宗教事情−宗教多元主義国家の光と影−
日時:
平成23年7月2日(土) 時間:13:30〜17:00
場所:
6号館2階621教室
講師名:
山下博司 氏(東北大学大学院国際文化研究科教授)
「インド 4000 年の宗教史を紐解く−宗教の曙から最新動向まで」

岡光信子 氏(東北大学大学院文学研究科専門研究員)
「現代インドにおけるキリスト教宣教の諸相」
  • どなたでも受講できます。
  • 申込不要 (直接会場にお越しください)
  • 入場無料
主催:
東北学院大学ヨーロッパ文化研究所
共催:
東北学院大学オープン・リサーチ・センター
■この内容に関するお問い合わせ

東北学院大学 ヨーロッパ文化研究所
〒980-8511 宮城県仙台市青葉区土樋一丁目3-1
TEL.022-264-6379
E-mail:europe@tscc.tohoku-gakuin.ac.jp