Boyz Ⅱ Menが本学を訪問 災害ボランティアステーションを激励、学生とふれあう
2011年11月16日
11月15日、結成20周年のニューアルバムをリリースし、日本ツアーのため来日中の米3人組コーラスグループ、Boyz Ⅱ Menが、東北学院大学押川記念ホールで、学生ボランティアのメンバーと共に東日本大震災の復興支援に関するパネルディスカッションに参加、学生たちとふれあいました。
この訪問は、ツアーのスポンサーであるアイリオ生命様の声掛けから実現したものです。東日本大震災心理支援センターの心理臨床家・臨床心理士、高橋哲先生の被災者のケアについてミニ講演を聴講の後、本学で震災後活躍した学生3人とBoyz Ⅱ Menのメンバーが加わり、意見交換が行われました。ステージでは高橋先生がコーディネート、本学のクリストファー・ロング先生が通訳を務めました。
法学部1年の安彦樹里さんは、震災の体験とボランティア活動の内容を、経済学部4年の相原絵里子さんは、英語で直接 Boyz Ⅱ Men に説明し、自ら通訳するというパフォーマンスを。大学院生1年の雲然祥子さんは、沿岸部で津波被害を受けた民俗資料や文化財などのレスキューに参加したことなどを伝えました。
ネイソン・モーリス、ウォンヤ・モーリス、ショーン・ストックマンのメンバーも「海の向こうでは、地震・津波のことはあまりピンとこなかったが、実際に来て見ると大変なことだと感じた」「ミュージシャンができるのは音楽を通じての心のケア」と学生たちにメッセージを送りました。
コーディネートの高橋先生は「アメリカの歴史はまだ浅い。ところが、太平洋の対岸である日本の津波の記録に、シアトルや西海岸での1000年前の地震の記録が残されている。こうしてお互いがつながっていることを認識することが大事」と解説しました。
意見交換会のあと、ヒット曲「I’ll make love to you」などをアカペラで披露し、学生たちとの記念撮影にも応じました。
高橋先生のコーディネートで進められた意見交換
アカペラで歌を披露するBoyz Ⅱ Men 左からネイソン・モーリス、ショーン・ストックマン、ウォンヤ・モーリス
終了後参加者全員で記念撮影。中央はアイリオ生命の米田光生社長
最後は、来場した学生たちとも記念撮影