東北学院大学

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被災地支援で、文学部歴史学科民俗学ゼミの卒業生有志が、民俗行事の道具類を寄贈

2012年07月10日

 7月2日、文学部歴史学科の政岡伸洋教授を通し、民俗学ゼミ卒業生有志一同から、宮城県本吉郡南三陸町戸倉波伝谷地区の念仏講に、民俗行事の道具類一式が寄贈されました。
 民俗学ゼミでは、2004年から2008年にかけて、東北歴史博物館・波伝谷高屋敷民俗資料館の協力の下で現地調査を実施し、『波伝谷の民俗―宮城県南三陸沿岸の村落における暮らしの諸相―』(東北歴史博物館、2008年3月)刊行の際にもご協力いただくなど、波伝谷の皆様にはたいへんお世話になりました。民俗学ゼミの学生たちにとって、波伝谷はまさに第二のふるさとのような場所でした。
 ところが、2011年3月11日の東日本大震災で、波伝谷地区は津波に襲われ、住宅は1軒を残しすべて流出(全戸全壊)、16名の犠牲者を出すなど、甚大な被害をこうむりました。現在でも、ご遺体が見つからない方もおられるほどです。
 そこで、何か恩返しができないかと政岡教授の呼びかけで卒業生を中心に支援を募り、現地の希望を伺ったところ、震災の犠牲者のため、念仏講で使用する亡くなった方への供養のための道具類一式があればということになり、京都市の八木仏具店のご協力もいただきながら、寄贈させていただくことになりました。
 贈呈は、波伝谷仮設住宅の談話室で、お昼ごはんをご準備いただくなど和やかな雰囲気の中で行われ、引渡しの際には涙を流される方もおられるなど、とても喜んでいただきました。「まだまだ恩返しのうちに入りませんが、みなさまには喜んでいただき、また卒業生の思いを伝えることができて、ほっとしています。しかし、生活再建に向けての道のりはスタートしたばかり。これからも、可能な限りお手伝いできれば」と政岡教授。波伝谷の皆様方の一日も早い復興をお祈りするばかりです。

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