東北学院大学

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音楽への招待 『時代の音』 第2回公演開催 ふるえる葦  ~バロック・オーボエの魅力~

2012年11月13日

 11月10日、夕方から小雨が降り始めたこの日、土樋キャンパスのラーハウザー記念礼拝堂には、『時代の音』レクチャーコンサート 第2回公演を楽しむために大勢の参加者が詰めかけました。

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 4時30分の開場前にすでに数十人が列を作り、開場と同時に礼拝堂へ。5時の開演時には約200名の聴衆が席につきました。「ヘンデルとバッハが聴いたオーボエ」と題した今回の公演は、講師のバロック・オーボエの第一人者である三宮正満氏によるレクチャーと演奏、そして本学教養学部・オルガニストの今井奈緒子教授の演奏で幕を開けました。ゲストの野々下由香里氏はソプラノののびやかな歌声で聴衆を魅了しました。

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 三宮氏の奏でるバロック・オーボエ、ソプラニーノリコーダー、オーボエダモーレ、特徴的な形と色合いのオーボエ・ダ・カッチャなどの楽器と、今井教授の奏でるポジティブオルガンとチェンバロの旋律は、礼拝堂というロケーションもあり、ひと時のタイムスリップを経験しているかのようでした。バッハの結婚カンタータでは野々下氏の快活なアリアの歌声が礼拝堂いっぱいに響き渡りました。
 レクチャーでは、三宮氏がオーボエ制作の工房で楽器を制作する様子をスクリーンで紹介。ヘンデルの時代のチェンバロとポジティブオルガンの役割を紹介しました。
 アンコールも含めたすべてのプログラムが終了したあと、参加者は「この礼拝堂でコンサートがあるときはぜひまた来たい」「オーボエとチェンバロのハーモニーに魅了されました」と語っていました。
 次回、『時代の音』第3回公演は、来年2013年2月9日、泉キャンパス礼拝堂で「吹奏楽とマーチングバンドの起源」をテーマに、レクチャーとコンサートが行われます。

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