東北学院大学

新着情報

文学部歴史学科 熊谷公男教授が時代考証で参画したNHK BSプレミアム「火怨・北の英雄 アテルイ伝」 放映開始

2013年01月09日

  盛岡市在住の作家高橋克彦氏の作品、「火怨」がNHK BSドラマで1月11日より放映されます。この作品は高橋氏の「陸奥三部作」と呼ばれる、「火怨」「炎立つ」「天を衝く」の3作品の一つで、時代的には一番古い時代を描いた「火怨 北の耀星 アテルイ」を原作としたドラマ。原作は、第34回吉川英治文学賞を受賞しています。
  8世紀後半(奈良時代~平安時代)、宮城県・多賀城(724年)~岩手県・胆沢城(802年)・志波城(803年)」のころ、東北を舞台に、坂上田村麻呂に代表される大和朝廷と東北の民・蝦夷(えみし)の長「阿弖流爲(アテルイ)」の戦いを、蝦夷の視点から描いたもので、東北を平定しようと攻め上がる朝廷軍の襲撃に、命を捨てて一族の未来を救った古代東北の英雄・アテルイの生涯が描かれるドラマとなっています。
  このドラマの8世紀前後の時代考証を手掛けた一人が、本学文学部歴史学科の熊谷公男教授です。熊谷教授は日本古代史が専門で、当時の東北地方の生活様式など歴史学的な見地から時代考証にあたったといいます。
 熊谷教授は、第1話の時代考証を行ったそうですが、歴史上の事実と原作のあるストーリーとの折り合いをつけるのに苦労したそうです。
 11日から始まる「火怨・北の英雄 アテルイ伝」。第1回から、ぜひご覧ください。

  NHKBS時代劇 火怨・北の英雄 アテルイ伝
  2013年1月11日(金) 夜8時~ 毎週連続4回放映
  *総合テレビでは3月に2回に分けて放送の予定

  公式サイト(http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/aterui/)