東北学院大学

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東北学院大学自転車競技部OB会主催による三浦伊織君追悼 「飲酒運転撲滅」トラックミーティングが開催されました

2013年04月05日

  去る3月31日(日)、仙台では真冬並みの寒さと雪がちらつく空模様でした。この日は、大和町総合運動場内の自転車競技場において、広島で亡くなった三浦伊織君を追悼し、仙台の地から、「飲酒運転根絶」のメッセージを発信するトラックミーティングが開催されました。
  2011年5月2日、三浦伊織君(当時・広島崇徳学園自転車競技部2年生)は、学校からの帰宅途中、飲酒運転の軽自動車に追突されて亡くなりました。中国新聞社(広島市)のフェイスブックで、このニュースを知り、遺族の無念さを知った東北学院大学自転車競技部のコーチ、金子哲さんたちが働きかけ、BIKE SPORTS.ing・銀輪舎・ベルエキップの協賛も得て、開催することができました。
  本学自転車競技部でも、1971(昭和46)年に、練習中の部員が車にはねられて死傷するという事故がありました。同じ自転車を愛する者として、理不尽な事故で命を絶たれた三浦伊織君の遺族の思いを事故根絶のメッセージとして発信したいと開催されたトラックミーティングです。
  受付が始まった午前9時30分はどんよりとした雲が空を覆う気温0℃の寒さ。トラックミーティング参加者、関係者約60名がそろい開会式が始まりました。初めに三浦伊織君に黙祷を捧げ、主催者、大和警察署のあいさつに続き、はるばる広島から駆けつけてくれた三浦伊織君の母、由美子さんもあいさつに立ちました。
 
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  開会式の後、家族連れの参加者、現役競輪選手がウォーミングアップのために、思い思いの自転車で走り始めたものの、次第に雪が本降りになり、炊き出しのト ン汁を食べながら様子を見ることに。最終的に、トラックが濡れて滑りやすいため走行は危険と判断し、トラックミーティングは中止。予定していた走行会や現役競輪選手によるエキシビジョンレースは残念ながら中止となりました。
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130405-1_13.jpg  参加者は、管理棟の会議室に移動し、同じ自転車競技を楽しむ仲間同士の交流を深めました。最後に参加者全員が、中国新聞社が展開している『HIROSHIMA 飲酒運転ゼロ PROJECT』のリストバンドを腕に付けての、記念撮影で閉会となりました。
  コーチの金子さんとOB会事務局長の伊里山豊さんは、今後も機会があればこうした飲酒運転撲滅運動を続けていきたいと語っていました。

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                                                              コーチの金子哲さん(左)とOB会事務局の伊里山豊さん(右)
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