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音楽の新しい楽しみ方を提案するレクチャーコンサート 「時代の音」 第1回公演が今年も開催

2013年06月20日

 第一線で活躍している演奏家を招き、心躍る演奏とレクチャーで紡ぎ、新たな音楽の世界へ誘う「時代の音」レクチャーコンサート・シリーズ(全3回)の第1回公演が、6月16日に泉キャンパス礼拝堂にて今年も開催されました。
 今年度は「ヴィオロンチェロの黎明」をメインテーマとして、シリーズ第1回目は、「通奏低音チェロは容易で目立たずつまらぬ仕事か?」と題し、『通奏低音』をクローズアップ。第37回サントリー音楽賞、第10回斎藤秀雄メモリアル基金賞など、これまで数々の栄えある賞を受賞してきた鈴木秀美氏を講師に迎え、ゲストにリコーダーの巨匠ダン・ラウリン氏とチェンバロ奏者の上尾直毅氏を招いたスペシャルコンサートです。
 冒頭、本学宗教音楽研究所所長の今井奈緒子教授が、「ようこそ、時代の音レクチャーコンサートへお越しくださいました。思えば、このレクチャーコンサートは4年前の鈴木秀美さんの無伴奏チェロ組曲から始まりました。今日は、通奏低音とは何かを皆さんに知っていただけたらと思っています」とあいさつ。
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 オープニングはアルカンジェロ・コレッリ ソナタ 作品5-4へ長調が演奏され、鈴木氏より「通奏低音とは17世紀から18世紀のヨーロッパで広く普及した音楽のあり方、あるいは作曲の仕方でした」と、通奏低音について解説。さらには、プログラムと一緒に配布された楽譜に書かれた数字付き低音などについても詳しく解説されるなど、約300名のオーディエンスは演奏と講義がミックスされたレクチャーコンサートならではの楽しい時間を過ごしました。
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  来場した観客は「鈴木先生のわかりやすい解説と、ユニークなダンさんとのやりとりも見ていて楽しかったです。次回の公演にもぜひ足を運びたいですね」と感想を述べてくれました。
  すべての演奏が終了後、いつまでも鳴りやまない拍手に応えてアンコール曲が披露されたり、CDを購入した方へのサイン会が行われたり、大盛況で幕を閉じた「時代の音」レクチャーコンサート。
第2回公演「通奏低音楽器から旋律楽器へ~進歩か変化か~」は、11月19日に土樋キャンパス礼拝堂にて開催予定です。
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   チケットの発売など詳細につきましては、時代の音ホームページをチェックください。 
 


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