東北学院大学

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経営学部 特別講義(実務家招聘講座)成果報告「自動車産業を学ぼう!」

2013年07月22日

 経営学部では、全国的にも大きな注目を浴びているトヨタ自動車東日本を中心に進められる東北の自動車産業集積に関する研究と教育に数年前から力を注いできた。なかでも教育面では、トヨタ自動車など自動車メーカーのOBを講師としてお招きし、トヨタ生産方式や自動車産業のサプライチェーンの特性のほか、文系学部でありながら自動車の技術的構造ならびに学内でのエンジン分解研修などを実施してきた。
 2013年度も、トヨタ自動車でエンジン開発に携わっていた先生(現、宮城県産業技術総合センター所属)にお越し頂き、【写真1】や【写真2】のように、学生が実際にエンジン部品に触れながら、その基本的な仕組みや軽量化そしてノン・メンテナンス化などへの自動車メーカーのこだわりを学んだ。

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【写真1】 【写真2】


 また、最終講義では、トヨタ自動車の海外拠点で長く活躍してこられた先生をお招きし、【写真3】や【写真4】のように、同氏が海外で現地従業員を教育する際に実際に使ったグループディスカッションを再現して頂き、「コミュニケーション力とモティベーションを高めるために何をすべきか」、「グローバル化のなかで日本が生き残るために何が必要か」というテーマで学生たちが討議と発表をおこなった。

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【写真3】 【写真4】


 今後、宮城県など東北では、自動車産業が第2次産業を支える1つの大きな柱になっていくと考えられる。今後も、トヨタ自動車など大手自動車メーカーOBの方々のお力をお借りしながら、経営や会計の専門知識に加え自動車産業や自動車のことが分かる人材を育てていきたい。                                  
(文責:村山貴俊)