2013年10月30日

　10月26日、心配された台風の影響も受けることなく「東北学院同窓会設立110周年記念　第14回東北学院ホームカミングデー」が開催されました。

　土樋キャンパスのラーハウザー記念東北学院礼拝堂では、佐々木哲夫宗教部長による記念礼拝に続いて記念式が行われ、後藤久幸同窓会長は「同窓生からのはじめての会長となったが、これからいっそう学院を支えたい」と挨拶。続いて平河内健治理事長が祝辞を述べました。続く記念講演では卒業生を代表して、清月記社長の菅原裕典氏が登壇。中高から大学経済学部卒と生粋のTGボーイの菅原さんは、10歳のころから葬祭の大切さを意識し、在学中から今の仕事への構想を持って具現化されたことを語りました。ことに大震災後は遺体を葬るために全力をつくすとともに両親を亡くした遺児たちへの奨学金制度を会社として実行していることを語り、それらの行動は中高、大学と学院で養われた3Ｌ精神があるからこそできていると、学校と恩師への感謝を述べました。

　記念式の後は、場所を江陽グランドホテルに移して、講演会、そして懇親会となりました。同窓会設立110周年を記念した講演会には、テレビのコメンテーターとして知られる萩谷順法政大学教授が、「日本経済再生と震災からの復興」と題して講演し、楽天球団の日本シリーズ進出を取り上げ東北へのエールを贈るなど、元気を与えてくれる講演会となりました。

　講演会場から部屋を移動し、5時からは「懐かしい出会いの夕べ」がスタート。大槻秀樹実行委員長による開会の挨拶、恩師や名誉教授の紹介に続き、後藤久幸同窓会長による乾杯の音頭、そして出会いの夕べが始まりました。食事や会話を楽しむ懇談会では、さとう宗幸氏とモッシージャズオーケストラとのジョイントコンサート、ペア温泉宿泊券などが当たる記念抽選会、応援団とチアリーディングチームによる応援歌やエールが披露されるなど、今年も久しぶりに顔を合わせた同窓生たちの笑顔が弾ける中、最後は同窓生全員が肩を組んで校歌を斉唱し、お開きとなりました。
　第15回目を迎える来年の東北学院ホームカミングデーは、2014年10月18日(土)の開催を予定しています。次回も多くの同窓生の皆さまの来場を、心よりお待ちしております。