東北学院大学

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公益社団法人日本コンクリート工学会(略称JCI)東北支部総会で表彰

2014年05月19日

 5月16日、公益社団法人日本コンクリート工学会東北支部の総会が仙台市内のホテルで開催されました。総会の席上におきまして、大友鉄平(東北学院大学大学院工学研究科土木工学専攻博士後期課程修了、ポストドクターとして平成24年度まで在職)、武田三弘(本学部環境建設工学科教授)、大塚浩司(本学常任理事)、3氏連名の論文が論文賞として表彰されました。
 受賞した論文は「凍結融解作用によって無補強および短繊維補強ポーラスコンクリートに発生したマイクロクラックの性状と定量的評価に関する研究」。
 この論文の選考理由は以下です。

 「シリカヒュームと高強度短繊維を混入したポーラスコンクリートに関し、耐久性低下の原因となっているマイクロクラックの進展を電子顕微鏡やX線造影撮影などによって微視的に観察研究したものである。その結果、凍結融解作用によって進展するクラックの幅や長さは短繊維の混入によって著しく抑制されることを明らかにしている。これらの成果は寒冷地におけるポーラスコンクリートの利用拡大に資するところが大きいものと思われる。以上のことから、大友鉄平氏他2名にJCI東北支部論文賞を授与いたします」

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論文賞として表彰された3名。左から武田三弘氏、大友鉄平氏、大塚浩司氏