東北学院大学

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音楽への招待「時代の音」第一回公演 「すべては歌から始まった」開催

2014年07月18日

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140718-3_02.jpg 梅雨の晴れ間の好天に恵まれ、今夏最高気温31℃を超えた7月15日、土樋キャンパスのラーハウザー記念東北学院礼拝堂において、恒例となった『レクチャーコンサート 時代の音』の第1回のコンサートが開催されました。毎回第一級の音楽家を招き、心躍る音楽とレクチャーで紡ぐコンサートは、繊細かつ迫力のある演奏を間近に、しかもわかりやすい解説とともに音楽の魅力を広く伝える人気のコンサートです。
 冒頭、オルガンの演奏を務めた今井奈緒子教授は「今年のコンサートは声楽家の鈴木美登里さんを講師にお招きし、全3回の公演を通して声楽の歴史などを学んでいきたいと思います。古(いにしえ)のような演奏会をこの場所で開けたことを大変うれしく思います」とあいさつ。続いて鈴木美登里氏が登壇し、「今日は17世紀の北ドイツを代表する作曲家・オルガニストであるディートリッヒ・ブクステフーデの音楽をお聴きいただきます。ドイツの音楽がどのように変化していったのかなどを学んでいきましょう」とあいさつし、第1部がスタートしました。ドイツの音楽はどんな特徴があるのか、ブクステフーデとはどんな人物だったのか、宗教との関わりなどについて、声楽家の歌と演奏、そして楽譜やプロジェクターを使って詳しくレクチャーしながらの演奏でした。
140718-3_03.jpg 第2部では、連作カンタータ<我らがイエスの四肢>と題し、鈴木美登里氏が主宰の本格的マドリガーレ・アンサンブルのラ・フォンデヴェルデ、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のザ・ロイヤル・コンソート、ヴァイオリンに寺神戸亮氏と戸田薫氏、そしてオルガンに今井奈緒子教授という豪華メンバーによる声楽アンサンブルが、すべての楽曲終演まで1時間以上というカンタータが披露されました。レクチャーコンサート・シリーズ第1回の演目すべてが終了しても、盛大な拍手がいつまでも鳴りやまない夏の宵でした。

 次回第2回公演は11月25日(火)、泉キャンパス礼拝堂で開催される予定です。

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>> 時代の音 公式ホームページはこちら