2014年07月23日

　経営学部・村山貴俊ゼミは、2016年7月19日（土）に、仙台東高等学校より高校2年生12名を受け入れ、インターンシップをおこないました。活動テーマは、「経営学部の学科ガイドの企画会議に参加しよう！」です。経営学部は、来年度に向け学科ガイドを全面刷新する計画を立てています。経営戦略論やマーケティングを学ぶ村山貴俊ゼミのゼミ生が中心となり、その企画を進めています。今回のインターンシップでは、経営学部の学科ガイドの企画案を高校生に見てもらい、高校生の視点で様々な意見を出してもらいます。また、高校生の皆さんには、印刷・出版業界の仕事そして経営学部のゼミナールをリアルに体験してもらい、進路選択に役立てていただきます。

【午前部】10:00～12:15

　(株)ユーメディアにご協力をいただき、印刷・出版業界の実際の仕事を見学しました。小雨の降る中、大学の入試課に集まった高校生12名を、大学生（3年生）が引率し、ユーメディア本社まで案内しました。

　ユーメディアの千葉様がエントランスで高校生を出迎えてくれました。その後、７階のミーティング・ルームに上がり、総務担当の社員の方から内部情報の取り扱いに関する注意事項の説明があり、本日の見学で得た内部情報を一切外部に無断で洩らさないよう、高校生全員が誓約書に署名しました。

　その後、通常ではなかなか見学することができない、出版・印刷業界の内側を案内していただきました。企画から印刷にいたる各工程を、丁寧に説明していただきました。高校生たちは、大きな紙に印刷できる巨大なコピー機などに驚いていました（編集・印刷途中の企画や個人情報が写り込む可能性があるため見学の様子の撮影は禁止となりました）。

 

【昼食】12:20～13:20

　高校生と大学生が一緒になって、大学生協の食堂で昼食をとりました。初めて経験する大学の食堂に、高校生の皆さんは喜んでいました。「わぁ～、冷しタンタン麵がある」「私は、みそラーメンにする」「ごはんは、どこで注文するの」といった声が食堂に響き、他の大学生からも注目を浴びていました。お弁当を持参しても良いという案内を事前に高校に出しましたが、高校生全員が生協食堂の昼食を食べました。昼食の時間を利用し、高校生から大学生活やアルバイトに関する質問をしてもらい、大学生がそれに応じました。

　昼食終了後には、大学生が、大学生協の売店や校内の施設などを案内しました。

【午後部】13:30～16:00

　午後はインターンシップ本番です。今回は、グループワークに適した経営学部教育・研究支援室を利用しました。高校生と大学生が3つのグループに分かれ、ディスカッションを行いました。大学生がこれまで企画してきた学科ガイドの案を高校生に見てもらい、高校生から率直な意見を出してもらいました。高校生からは「就職に関するページには、あまり興味がない」「表現が難しくて分かりにくい」「経営学って、そもそも何なの」といった感想をはじめ、「高校生って制服だけど、大学生は、毎日私服をどのように選んでいるの」「ファッションにどれくらいお金をかけているの」「どんなアルバイトをしているの」「大学生のお財布事情が知りたい」「高校にはないような、ちょっと変わったサークルや部活のことが知りたい」など、高校生ならではの意見が次々と出されました。大学生と高校生が協力して、それらの意見をパワーポイントのスライドにまとめていきました。

　約1時間のグループ・ディスカッションの後、高校生に、経営学部の学科ガイドの企画に対する改善案をプレゼンテーションしてもらいました。大学生に助けられながら、全ての高校生がしっかり発表をおこないました。各グループの発表に対し、ユーメディア千葉様からプロの目線で意見やアドバイスをいただきました。高校生には、貴重な体験になったのではないかと思われます。

　最後に、高校生から、東北学院大学・経営学部の特徴をあらためて確認しておきたいという質問が出されました。経営学部では、今回のインターンシップのように、理論を学ぶだけでなく、地域の企業にご協力をいただきながら、理論を実践で活用する場を学生に提供しています。理論と実践を融合させた経営学部の学びに興味のある高校生の皆さんは、是非、オープンキャンパスにお越しください。