東北学院大学

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大学間連携災害ボランティアシンポジウム 復興状況の変化と学生ボランティアの役割」開催報告 ②

2015年01月05日

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 二日目、「全国の大学の取り組み」と題した学生フォーラム②からスタート。神戸学院大学、桜美林大学、大阪学院大学、敬和学園大学、中央大学、西南学院大学、立命館大学、名古屋学院大学、関西学院大学、広島修道大学の順で、それぞれの活動や思いなどを報告しました。

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150105-5_08.jpg 続いて行われた市民フォーラムでは、「被災地域の課題と学生ボランティアの意義」というテーマから、3名のパネリストが登壇。岩佐秀広山元町社会福祉協議会事務局長は、山元町における人口減少や津波地域におけるコミュニティー形成や復興と学生の関わりなどについて、公益財団法人仙台市市民文化事業団の田澤紘子氏は、RE:プロジェクトのひとつオモイデゴハンを通じて被災地域と学生たちとの関わり方などについて、坂上英和特定非営利活動法人コースター理事は、福島県田村市を中心とした原発被災地域における仮設住宅でのコミュニティー形成について話がありました。

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 市民フォーラム終了後は、岩佐氏、田澤氏、坂上氏をパネリストに迎え、齊藤康則東北学院大学災害ボランティアセンター副所長・同大学経済学部准教授を進行役にディスカッションが開かれ、異なる地域での活動とはいえ、人口の流失、高齢化社会で学生が被災者や地域での暮らしにどのように関わっていくのかという共通の課題があることがわかりました。
 最後に阿部重樹復興大学災害ボランティアステーション部門事業実施責任者・東北学院大学経済学部教授が「このシンポジウムは今回で4回目を迎えました。当初を思い返すと、年々プログラムは洗練されてきており、これも多くの方々のご支援やお力添えであり、150105-5_09.jpg会場提供校として御礼申し上げます。今回の学生たちからの報告から、学生自身が災害ボランティアの意味をきちんと整理していたことがとても印象に残っています。地域貢献と研究・教育が一体となって、大学全体として関係する地域社会の中で一体になって進めていくことは、今後、多くの大学に求められる姿だと思います」と、二日間に渡って開催されたシンポジウムを締めくくりました。
 また、土樋キャンパス8号館ではポスターセッション・パネル展示も行われ、学生フォーラムで報告した大学の活動を記録した写真などを見ることができました。

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