東北学院大学

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音楽への招待「時代の音」レクチャーコンサート・シリーズ最終公演「声楽の歴史」開催

2015年02月19日

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 世界の第一線で活躍する音楽家を招き、心躍る演奏、そして歴史的背景などのレクチャーで紡ぐコンサートシリーズ「時代の音」。2014年度のコンサートは7月の「カンタータへの道」に始まり、11月の「マドリガーレの魅力」、そしてシリーズの最終公演となった2015年2月11日には「声楽の歴史」と題してコンサートが開催されました。
 会場となった多賀城キャンパス礼拝堂には音楽ファン200名が訪れ、冒頭で今井奈緒子教養学部教授が挨拶に立ち「私自身この一年間様々な音楽に身を置きながら、今年度のコンサートを通じて、すべては歌から始まったのだと実感する日々を過ごしてきました。そうした音楽の魅力を存分にお楽しみください」と述べました。
 レクチャーコンサートの講師でラ・フォンテヴェルデ主宰の鈴木美登里氏とラ・フォンテヴェルデのメンバーが登場し、「本日は声楽の歴史と題しまして、歌というのはひとつのメロディー、つまり単旋律から楽曲という形に発展していく、いわば多声音楽の時代を振り返っていきます」と鈴木氏が挨拶し、レクチャーコンサートがスタートしました。
 今回は初期におけるキリスト教の聖歌や6つ(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ)の音名だったド・レ・ミの始まりなどのレクチャーコンサートならではの講義や演奏、そしてコンサートのフィナーレを飾った「Salve regina」と「Ave Maria」のアンサンブルではスクリーンに日本語歌詞が写し出されるなど、さまざまなスタイルから声楽の歴史を楽しく紐解いてくれました。
 大きなホールではなく、本学の礼拝堂を会場にすることでプロの演奏や話を目の前で堪能できるなど、音楽の素晴らしさをより身近に感じとれるレクチャーコンサート「時代の音」。次年度もたくさんの音楽ファンに楽しんでいただけるコンサートを企画中ですので、ご期待ください。

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