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東北学院大学・西南学院大学 博物館共同企画 "NEXUS"春季特別展「東日本大震災と文化遺産 ―被災と復旧、そして文化創造へ―」開催のご案内(於:西南学院大学博物館)

2015年06月15日

 西南学院大学博物館と東北学院大学博物館による共同企画、"NEXUS"春季特別展が始まりました。この企画は、「東北」が「西南」へ、「西南」が「東北」へ、それぞれの大学博物館の収蔵品を携えて交流、大学院生・学芸員など人的スタッフも会期中入れ替わるというものです。
 西南学院大学での展示作業には、加藤幸治准教授(文学部歴史学科)と大学院文学研究科アジア文化史専攻の熊谷明希さんと大学院研究生の小山悠さんが、西南学院大学の大学院生とともに展示作業を行いました。

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○東北学院大学博物館で開催中の展示についてはこちらから
http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/info/top/150603-2.html

<チラシ>
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(クリックでPDF表示 2.8MB)


大学博物館共同企画 “NEXUS”春季特別展
「キリスト教の源流と東方伝播 ―受容と禁教、そして解禁―」

主  催:西南学院大学・東北学院大学
後  援:福岡県・福岡県教育委員会・福岡市・福岡市教育委員会・福岡市文化芸術振興財団
期  間:2015年6月12日(金)~8月4日(火) 日曜休館
会  場:西南学院大学博物館
開館時間:午前10時~午後6時
入 館 料 :無料
内  容:Ⅰ ミュージアムの復興に向けて

―学生主体による「石巻市鮎川収蔵庫」の文化財レスキュー活動―
内  容:Ⅱ 伝統工芸の復興に向けて

―国の伝統的工芸品「雄勝硯」と国産天然スレートの現在―
内  容:Ⅲ 近代建築の価値再発見に向けて

―仙台の宣教師館「デフォレスト館」(国の登録有形文化財)の調査―

企画展の概要

東日本大震災から4年あまりが経過しました。東北の被災地では復興にむけた様々な動きが、現在進行形で動いています。震災復興は、住宅や港湾、市街地等のインフラや、産業の復興といった、いわば目に見えるかたちの復興が中心で、しばしば復興の実感や遅れが話題となります。一方、歴史や文化を生かした文化創造や、帰属意識、地域への愛着といったアイデンティティにかかわる部分は、かたちに表れにくく議論に上ることは多くありません。

有形文化財や博物館のコレクションは、歴史や文化をかたちとして残すものです。また人々の手仕事や民俗芸能等の無形の文化財も、モノづくりの実践や上演をとおして、歴史や文化をかたちとしてあらわすものです。震災復興において、こうした文化遺産を復旧する目的は、単に貴重な資料を復旧するためではありません。歴史と文化をかたちとして示すものの復興を手掛かりに、再び歴史の歩みをはじめる地域の文化を創造していくきっかけを提供するものとならなければなりません。そこに被災地におけるミュージアムの役割があります。

今回の展示では、第一章では地域博物館のコレクション、第二章では伝統工芸の技術、第三章では大学の保有する歴史的建造物という、三つのタイプの文化遺産をとりあげます。それぞれの復興にむけた取り組みにおいては、その文化遺産の復旧はもちろんですが、被災地の歴史と文化を再認識することができます。それぞれの復旧の取り組みは、今後の被災地における文化創造のための素材づくりの過程でもあります。また、そこに大学生が主体的に関与することで、博物館単体ではできない文化創造活動と交流空間の創出を促すことができます。

今回の展示の内容は、東北学院大学博物館の取り組みと、被災した学内の文化遺産の調査プロジェクトの成果をもとに構成しています。これをひとつのたたき台として、九州のみなさんには文化遺産の防災はもちろんのこと、災害が起きたときに被災地の大学とそこに学ぶ大学生がどのように文化遺産に関する活動ができるかを考えていただければと思います。

 

特別展関連 西南学院大学博物館×東北学院大学博物館 合同イベント ※入場無料

日時 7月5日(日) 10:00~17:00
場所 西南学院大学博物館
<午前の部>
せいなん+とうほくこどもワークショップ〈入場無料〉
「東北の“すべらない話”」
時間 10:00~12:00
場所 西南コミュニティセンター

<午後の部>
ミュージアム・セッションⅡ「大学博物館活動と学生とのかかわり」
時間 14:00~17:00
場所 西南学院大学博物館2階講堂
 【第1部】講演
講師/安高 啓明氏(熊本大学文学部准教授)
題目/「大学博物館活動と実践的教育」
 【第2部】
①学生によるプレゼンテーション 15分ぐらい
秋田彩絵・門脇花珠・前田諒・森山茜(東北学院大学4年・文化財レスキュー班)
題目/「被災地で展開する学生による移動博物館活動の報告」

②講演
講師/加藤 幸治氏(東北学院大学文学部准教授)
題目/「みんなで活かす地域の文化資源 ―「牡鹿半島・思い出広場」の活動から―」