2015年11月24日

　11月21日土曜日、9時30分より、土樋キャンパス841教室にて、学長研究助成金プロジェクト「安全安心なキャンパス計画のための被災時の避難誘導大規模シミュレーションに関する研究」に基づく調査が行われました。より精緻なシミュレーションを作成するために、今回は多賀城高等学校の1年生38名（引率：佐々木教頭先生、原田先生）のご協力を得て、実際に避難して頂きました。それに先立ち、地域構想学科松本教授から、大規模災害を地形学の立場から調査・分析した取組についての講義や、電子工学科志子田教授や東急総合研究所門倉主任研究員によるシミュレーションの解説なども行われました。高校生達は熱心に受講し、調査にも進んで参加していただきました。あまりにも立派な避難だったので、もう少し混乱してくれた方が良かった、という声も出るくらいでした。
　多賀城高校では、来年4月の災害科学科開設に向けての準備が進んでいますが、今回は「ミニオープンキャンパス」のような形で、防災や避難についての考え方や問題解決に向けての取組を学んでいただく機会を提供させていただきました。これを契機に高大連携での学びの実現につなげていければと考えています。