東北学院大学

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平成28年度 東北学院大学「コミュニティソーシャルワーカー(CSW)スキルアッププログラム」募集開始(文部科学省認定「職業実践力育成プログラム」(BP))

2016年02月10日

平成28年度 東北学院大学
「コミュニティソーシャルワーカー(CSW)スキルアッププログラム」募集要項

後援:宮城県 仙台市 社会福祉法人宮城県社会福祉協議会 社会福祉法人仙台市社会福祉協議会 仙台市地域包括支援センター連絡協議会

1.プログラムの趣旨

160209-1_07.jpg 東北は東日本大震災復興への道のりを着実に進んできています。その背景には、自分たちの地域の未来を作ろうとたゆまぬ努力を継続している人たちがおります。これからの宮城県の地域福祉を考えるとき、地域福祉人材の実践力をスキルアップしていくことが大事であると考えます。
 地域福祉を推進するにあたっては、地域資源を有効に活用した地域の福祉力活性化が大事です。宮城県や仙台市の地域福祉支援計画の中にも謳われていますが、地域課題を速やかにキャッチし、同じような課題を持つ住民の組織化や、課題解決のための住民や専門職などの話し合う場をつくり、解決のための活動をおこし、それに専門職として寄り添うコミュニティソーシャルワーカーなどの養成が今後の重要課題とされています。
 また、2015年に改正された新しい介護保険制度では地域ケアシステムの構築が今後の重要な施策課題とされていますが、ここでも例えば地域社会における「人と人との地域連帯」による見守り、配食、買い物などの多様な生活支援サービスを推進するためには、地域福祉コーディネーターの果たす役割はとても大きなものになっています。
 このような状況を鑑みて、東北学院大学では、地域の資源を結びつけ、新しい価値を生み出すコミュニティソーシャルワーカーのスキルアッププログラムを開講することといたしました。
 このプログラムの開催にあたっては、宮城県社会福祉協議会及び仙台市社会福祉協議会からもご参加いただき、実践力の育成方法や体系的な教育科目の在り方などについて、検討を重ねるとともに、平成28年度から開始される、文部科学省の職業実践力育成プログラムの認定を受け、体制を整えてまいりました。
 本プログラムは、現場の課題に直結する新しい授業内容を通じて、人口減少・超高齢社会の、地域福祉のキーパーソンとなる、コミュニティソーシャルワーカーのスキルアップを目指しており、地域福祉活動計画の策定や組織化のできる人材の育成を意図しております。「自分たちの街をよくしたい」とお考えの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2.本プログラムにおけるカリキュラムポリシー

 本学は、次の方針に基づき「コミュニティソーシャルワーカー(CSW)スキルプログラム」を編成・実施します。
(1) 基礎科目(地域福祉の基礎)
  地域福祉の基礎を、福祉政策の動向、最近の理論研究の動向を踏まえて学ぶ。
(2) 必須理論(地域福祉実務の必須理論)
  地域の姿を捉える方法を学ぶともに、地域福祉活動計画の策定方法等を実践的に学ぶ。
(3) 実践技法(協働の実践技法習得)
  協働のための様々な技法を学び、地域の多様な関係者・機関の協働を促す。
(4) 特論演習(支援モデルの運用)
  地域の事例を学び、それを基に様々な角度から地域福祉のあるべき姿を総合的に検討する。
(5) 事例研究(支援モデルの構築)
  現場の実例を実務家が紹介し、様々な角度から検討する。

3.履修証明書の交付

 このプログラムは、文部科学省が推奨する履修証明制度(※)に基づくもので、大学が教育や研究に加えてより積極的な社会貢献として、社会人向けに体系的な学習プログラムを開設し、その修了者に対して、法に基づく履修証明書を交付するものです。
 ※学校教育法第105条、学校教育法施行規則第164条

4.文部科学省認定職業実践力育成プログラム

 この履修証明プログラムは、平成28年度から開始される文部科学大臣の「職業実践力育成プログラム」の認定を受けた教育コースです。

5.応募資格

 高等学校もしくは中等教育学校を卒業した方、又は大学を受験できる資格を取得した方です。なお、就業経験等を有し、地域とそこに住む人の未来作りのために、自ら意図を持って関係者の協働を促進する気持ちを持っていることが望ましいと考えています。

6.募集人員

 20名

7.履修期間

 1年間(2016年4月開講~2017年3月修了)

8.講義時間

 1コマ90分 原則として土曜日4コマ(360分)の開講となります。
 ※別紙 講義スケジュールをご参照ください。年間132時間の開講となります。

9.開講キャンパス

 東北学院大学土樋キャンパス(仙台市青葉区土樋1-3-1)

10.検定料

 10,000円

11.出願書類

 ①履修生願書(所定用紙) ダウンロード(1-1) ダウンロード(1-2)
 ②最終学校の卒業証明書
  ※各種証明書は、原本の提出をお願いいたします。なお、証明書の有効期限は定めておりません。

12.出願期間

 2016年2月15日(月)~3月4日(金)  ※土・日・祝日を除く 受付時間:9時~16時

13.出願場所

 東北学院大学学長室事務課(土樋キャンパス本館3階)
  〒980-8511 仙台市青葉区土樋1-3-1 
  TEL.022-264-6424/E-Mail ck@staff.tohoku-gakuin.ac.jp

14.選考方法

 書類選考

15.合否通知

 2016年3月14日(月)以降本人宛に許可書を郵送します。

16.納付金(履修料)

 60,000円 (2016年度は、通常の履修料100,000円の40%免除となっています。)

17.修了要件

 「出願書類」において履修登録し、履修した必修及び選択科目の受講時間の総計が120時間を超えること、及びミニッツペーパー(授業の感想,学んだこと,疑問点,理解度を授業終了時に記入してもらう作文など)、報告会において所定の評価を得ることが修了要件となります。

18.修了式

 2017年3月18日(土) ※修了証を交付いたします。

19.開講科目及び時間
区分 科 目 名 担当講師 時間数
基礎科目 地域福祉の時代とコミュニティソーシャルワーク 阿部重樹 6
ソーシャルワークとコミュニティソーシャルワーク 村山くみ 6
必須理論 地域情報分析 鈴木寿則 黒坂愛衣 12
地域の施策と資源理解 髙橋健一 西塚国彦 6
組織運営 和田正春 松崎光弘 6
地域福祉活動計画 大浦礼子 西塚国彦 6
実践技法 資金の調達と運用 久津摩和弘 6
協働の手法 遠藤智栄 6
ファシリテーションの実際 渡辺一馬 水谷 修 6
ワークショップ運営 渡辺一馬 水谷 修 6
傾聴の技法 阿部重樹 6
特論演習 特論演習I(高齢者支援と地域社会) 折腹実己子 6
特論演習II(生活困窮者支援と地域社会) 立岡 学 6
特論演習III(子育て支援と地域社会) 小岩孝子 6
特論演習IV(復興まちづくりと地域社会) 紅邑晶子 6
特論演習V(障がい者支援と地域社会) 伊藤清市 6
特論演習Ⅵ(発達障がい者支援と地域社会) 皆川美雪 6
特論演習Ⅶ(在日外国人支援と地域社会) 郭 基煥 6
特論演習Ⅷ(仮設住宅と地域社会) 齊藤康則 6
事例研究 事例研究ⅠA(まちづくりとコミュニティソーシャルワーク:仙台市を事例として) 髙橋健一 早川 敏 3
事例研究ⅠB(まちづくりとコミュニティソーシャルワーク:南三陸町を事例として) 本間照雄 3
事例研究ⅡA(石巻市を事例としたコミュニティソーシャルワーク) 阿部由紀 3
事例研究ⅡB(美里町を事例としたコミュニティソーシャルワーク) 浅野恵美 3
合計:23科目 132時間

 

講 師 紹 介(50音順)

浅野 恵美 :社会福祉法人 美里町社会福祉協議会地域福祉係長
阿部 重樹 :東北学院大学 経済学部教授 
阿部 由紀 :社会福祉法人 石巻市社会福祉協議会復興支援課課長補佐
伊藤 清市 :特定非営利活動法人 ゆにふりみやぎ理事長
遠藤 智栄 :地域社会デザインラボ代表
大浦 礼子 :社会福祉法人 仙台市社会福祉協議会地域福祉課課長
折腹 実己子  :仙台市地域包括支援センター連絡協議会会長
郭  基煥 :東北学院大学 経済学部教授 
久津摩 和弘  :地域福祉ファンドレイジングネットワーク 代表理事
黒坂 愛衣 :東北学院大学 経済学部准教授
小岩 孝子 :特定非営利活動法人 FOR YOU にこにこの家理事長
齊藤 康則 :東北学院大学 経済学部准教授 
鈴木 寿則 :仙台白百合女子大学 人間学部准教授
髙橋 健一 :社会福祉法人 仙台市社会福祉協議会事務局次長
立岡  学 :一般社団法人 パーソナルサポートセンター理事
西塚 国彦 :社会福祉法人 宮城県社会福祉協議会地域福祉課課長
早川  敏 :社会福祉法人 仙台市社会福祉協議会地域福祉課地域福祉係長
紅邑 晶子 :一般社団法人 みやぎ連携復興センター代表理事
本間 照雄 :社会福祉法人 宮城県社会福祉協議会復興支援福祉アドバイザー
松崎 光弘 :東北学院大学 協働教育推進機構特任教授 
水谷  修 :東北学院大学 教養学部教授
皆川 美雪 :東北学院大学 カウンセリングセンター臨床心理士
村山 くみ :東北福祉大学 総合福祉学部講師
渡辺 一馬 :東北学院大学 協働教育推進機構特任准教授 
和田 正春 :東北学院大学 教養学部教授 
※平成28年1月31日現在