東日本大震災発生後5年 シンポジウム|復活と創造 東北の地域力⑧「復興を生きる -震災とライフスタイルの変容」(3/5)

2016年02月22日

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趣旨

 東日本大震災発生から5年。震災は、私たちの現代に、多くの課題と問いかけを残した。被災地には、発災後に多くのボランティアが入ったが、その中には、震災を機縁として、一時的な支援に止まらず、生活の場所まで移してしまった人も少なくない。彼らの生き方を見ると、震災を機に「生活の豊かさとは何か」をあらためて問い直す価値観の転換がうかがえる。移住・定住を含め、職の転換など、様々な生き方の変容が出現してきている。だが、全てがうまくいっているわけでもない。地域の恒常的な疲弊や受け入れ側の困難な事情、職のなさや生活スタイルの変化への不適応など、付随する多様な問題も同時に出現している。震災からの復興は、私たちに旧来の秩序と生活に単純に戻るのではなく、「真の豊かさ」にあらためて向かう道を問い直すよう、促しているように思える。復興は、復旧ではなく、新しい始まりとならねばならない。地域が抱えた難題は重く複雑だが、「復興を生きる」ことが「新しいライフスタイルの変容」をも可能にしうる道を、移住体験者や学識関係者、行政関係者を交えて話し合いたいと思う。

実施概要

日時:2016(平成28)年3月5日(土)13時30分から17時
場所:東北学院大学土樋キャンパス 8号館5階 押川記念ホール
主催:東北学院大学/河北新報社

プログラム

13時00分 開場
13時30分 開会・挨拶(松本宣郎本学学長)
13時35分 基調講演(菅原茂気仙沼市長)
14時20分 休憩
14時30分 パネル討論趣旨説明(佐々木俊三本学学長特別補佐)
14時35分 パネル討論(菅原市長、手塚氏、山中氏、宮原氏、志村氏、阿部氏、根岸氏、石垣氏)
16時30分 質疑応答
17時00分 閉会

基調講演「復興から創生へ」~「地方にある世界の港町」を目指して~

気仙沼市長 菅原 茂

■ 略 歴
昭和55年3月:東京水産大学(現東京海洋大学)水産学部卒業
昭和55年4月~平成3年12月:株式会社トーメン(現豊田通商)勤務
うち昭和62年6月~平成3年11月:オランダ王国ロッテルダム駐在
平成4年1月~平成18年12月:株式会社菅長水産勤務
平成19年1月~平成21年11月:自由民主党宮城県第6選挙区支部(小野寺五典事務所)勤務
平成21年12月~平成22年3月:衆議院議員小野寺五典氏公設第一秘書
平成22年4月30日:第2代気仙沼市長就任
平成26年4月30日:第3代気仙沼市長就任

パネル討論「被災地に暮らす、生き方の選択」

菅原  茂 氏(気仙沼市長)
手塚さや香 氏(釜石リージョナルコーディネーター/釜石地方森林組合)
山中 茂樹 氏(関西学院大学災害復興制度研究所顧問/指定研究員)
宮原 育子 氏(宮城大学事業構想学部教授)
志村 知穂 氏(一般社団法人こころスマイルプロジェクト代表理事)
阿部 幹司 氏(株式会社花山サンゼット代表取締役)
根岸 えま 氏(一般社団法人まるオフィス)
石垣のり子 氏(株式会社エフエム仙台) ※コーディネーター