東北学院大学

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「フォーラム2015 自然と歴史から考える里浜の未来 -自然のめぐみを最大化する'里浜復興シナリオ'創出-」開催

2016年02月29日

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 東日本大震災の発生から5年目が間近となった2月13日、土樋キャンパスの押川記念ホールにおいて「フォーラム2015 自然と歴史から考える里浜の未来 -自然のめぐみを最大化する‘里浜復興シナリオ’創出-」が開催されました。160229-1_02.jpg
 フォーラムの第1部では『ふるさとの自然・里浜と「和(あ)える」ことが復興のポイント!』と題して鈴木邦雄横浜国立大学前学長が基調講演を行い、「身近な自然や生き物は地域を豊かにし、人間にとっても価値のあるもの。海岸林、里海、生業を復興させることが地域復興の原点になると考えています」と提言されました。

 第2部のパネルディスカッションでは、本学文学部歴史学科の菊池慶子教授、東京情報大学総合情報学部の富田瑞樹准教授、広島工業大学環境学部の岡浩平准教授、本学教養学部地域構想学科の栁澤英明准教授、(一社)前浜おらほのとっておきの千葉一氏、せんだい・みやぎNPOセンターの佐々木秀之氏、東京情報大学総合情報学部の原慶太郎教授が登壇。大震災によって激変した沿岸部の自然環境の自律的再生、新たな発想による防災建造物・シミュレーションの展開、歴史的観点から見えてくる未来像などについて、それぞれが調査・実践結果を報告しました。

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 今回のフォーラムは「東北学院大学 平成27年度 学長研究助成金」支援事業として実施されました。最後にプロジェクト代表の教養学部地域構想学科の平吹喜彦教授が、「これからも地域に根を張った調査と実践、学びを継続し、ふるさと・里浜の復興に資するシナリオづくりに、多くの皆さんと共に歩んで行きたいと思います」と結びの言葉を述べました。
 本学は、さまざまな視点や立場でアプローチしておられる方々からお力添えをいただきながら、「安全・安心と自然のめぐみが両立する復興、地域づくり」につながる活動を組織的に進めて行きます。

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