2016年03月18日

 　去る3月13日(日)の「NHK 日曜討論 東日本大震災5年 住まい・産業復興の課題は」に、本学教養学部地域構想学科の柳井雅也教授が、高木毅復興大臣、達増拓也岩手県知事、村井嘉浩宮城県知事と共に出演、震災から5年たった被災地の経済再建について語り合いました。
　住まいの再建や産業・雇用の再生など被災地に共通する課題の解決策、そして5年にわたる復興の教訓をいかに活かしていけるか。閣僚と知事と共に討論した内容でした。

　住まいと産業の復興の課題について柳井教授は、「目でとらえられない復興の有様は、人口流出に歯止めがかからない状態で、復興しつつあるという産業も稼働率は低迷したまま。失った販路を元に戻すこともままならない状況だ」と語り、住まいの再建については「土地区画整理の問題、仮設からまた仮設に引っ越すという状況が現れる中で、沿岸部からは4割が仙台圏に流入し、そのまま8割の人が定住し地元に戻らない選択をしている」と指摘。
　「産業再生の支えとなっていた復興支援のNPOが頑張っていたがこの5年を区切りに終わろうとしている。今、求められるのは公民連携」と述べました。

　　日曜討論　毎週日曜　午前9時から午前10時  
　　「東日本大震災　5年　住まい・産業復興の課題は」
　　http://www4.nhk.or.jp/touron/x/2016-03-13/05/73918/3824351/