劉振東先生が本学大学院文学研究科アジア文化史専攻の客員教授に着任

2016年10月31日

161031-2_01.jpg 劉振東(リュウ シントウ)先生は、本年10月から来年3月まで文学研究科アジア文化史専攻の客員教授として、大学院生及び学部生への講義や演習指導、アジア文化史専攻教員との共同研究などを行っています。劉先生は現在、中国社会科学院考古研究所の研究員、中国社会科学院大学院の教授で、普段は中国西安市周辺の歴代王朝首都遺跡の発掘調査・研究を統括する西安研究室に常駐し、そこで副部長、及び前漢の首都であった漢長安城遺跡の調査チームの責任者を兼務しています。
 劉先生は、1966年に殷の最古段階の遺跡がある河南省偃師市で誕生しました。1983年に西安市にある西北大学(中国で三番目に考古学専攻を設置)で考古学を専攻し、1987年に卒業後は中国社会科学院の大学院修士課程で陵墓に関する考古学を研究しました。1990年から中国社会科学院考古研究所に就職し、主として漢長安城遺跡の発掘調査と研究に従事し、さらに漢代から唐代までの都城制と陵墓制についても研究を行っています。
 劉先生は、1991年に奈良国立文化財研究所(現国立文化財機構奈良文化財研究所)との学術交流で初来日し、2ヶ月間研修を行い、また宮城県の多賀城跡を含めて日本の重要遺跡も見学しました。その時に奈良国立文化財研究所でチューターを務めたのが、本学文学研究科長の佐川正敏教授です。その後も、奈良県立橿原考古学研究所で約1年間交換研究者を務め、さらに日本学術振興会を通して立命館大学大学院博士課程後期課程で研究し、2014年に文学博士を授与されました。中国における都城・陵墓考古学の牽引者の一人です。