東北学院大学

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アジア文化史専攻院生 中国重慶東南地区で民族資料の調査

2016年12月27日

 アジア文化史専攻博士後期課程の遠藤健悟君、博士前期課程の鈴木春菜さん・真柄侑さん・相川ひとみさんの4名が、12月17日から20日にかけての4日間、中国重慶東南地区において少数民族の民俗資料・考古資料・社会資料を調査しました。昨年度に引き続いて、アジア流域文化研究所・私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「新時代における日中韓周縁域社会の宗教文化構造研究プロジェクト」による研究活動の一環として実施されたもので、指導教員として菊池慶子教授と政岡伸洋教授及び谷口満教授も参加しました。
 重慶空港→酉陽県文物管理所→龔灘古鎮→武隆博物館→長江師範学院→涪陵白鶴梁水下博物館→重慶空港という千数百㎞に及ぶ行程を、参観・調査しながら4日で移動するハードなスケジュールでしたが、土家族・苗族などの芸能資料や生活資料だけでなく、烏江の水運資料や長江の洪水資料などの調査においても大きな成果をおさめることができました。また、涪陵の長江師範学院で政治与歴史学院との学術交流会に参加しえたことも重要な成果の一つです。
 アジア文化史専攻とアジア流域文化研究所では、来年度以降も、こういった東アジア各地の周縁域・少数民族区における院生を中心とした現地調査を、定期的に実施したいと考えています。

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武隆博物館

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白鶴梁水下博物館