文化財レスキュー「復興キュレーション」(社会評論社刊)発売

2017年01月20日

 東日本大震災から6年目を迎えようとしている1月、本学の文化財レスキューの活動をまとめた書籍『復興キュレーション 語りのオーナーシップで作り伝える“くじらまち”(キオクのヒキダシ シリーズ2)』(社会評論社)が発売されました。
 本学歴史学科の加藤幸治教授が、震災による津波で被災した石巻市鮎川浜の収蔵庫史料のレスキューに関わった報告書です。震災直後の資料の救出、洗浄や補修、脱塩・燻蒸といった作業を学生たちと共に行い、その間も足繁く鮎川浜に通い「聞き取り調査」を実施、地域での生きた民俗資料の再生に力を尽くした全活動を網羅した書籍です。
 本文は260頁で、学生たちの活動写真や図版も多く掲載されており、高校生・大学生にもわかりやすい構成になっています。
 収蔵庫の資料の補修が終わり返還された後も、加藤教授と文化財レスキューの学生たちは石巻市、鮎川浜などで展示会や聞き取り調査を続けています。
 本書には、被災した民俗資料を救ったキュレーター、学生たちの奮闘が豊富な写真・図版で語られています。
 ぜひ、手に取ってご覧ください。

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復興キュレーション 語りのオーナーシップで作り伝える“くじらまち”
(キオクのヒキダシ シリーズ2)
社会評論社 刊  定価 2,300円(税別) 四六版並製本 260頁
ISBN978-4-7845-1734-3  2017年1月17日発売

〈主要目次〉
はじめに 博物館を通じた復興への積極的な関与
第一章 すくう、のこす  大規模災害と文化財レスキュー
第二章 ほりおこし、わかちあう  被災地の復興と文化創造活動
第三章 かたらい、おもんぱかる “被災地”から人生のいとなみの場へ
第四章 つくり、つたえる  文化における「より良い復興」

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