東北学院大学

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ドキュメンタリー映画「荒町百年物語」上映会

2019年03月15日

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 荒町商店街振興組合(仙台市若林区 佐藤光政理事長)と東北学院大学が連携して製作したドキュメンタリー映画「荒町百年物語」が完成しました。本学の学生が商店街の歴史や現状、課題などを取材し、それらを踏まえながら未来を描いていくというもので、3月2日、東北学院大学土樋キャンパスのホーイ記念館ホールにおいて上映会が開催されました。
 2023年、東北学院大学の五橋キャンパスが荒町商店街に隣接する五橋地区に開学することから、本学と商店街の連携を深めていくこと、地域や商店街を活性化させ、将来に向けて存続・発展させていくことを目的に実現した連携事業で、仙台市商店街ビジネス連携促進事業の補助を受けて実施されました。
 2018年夏から約半年間かけ、企画から店舗取材時の状況などを撮影、地元商店街の理解と協力のもとに製作されたその映像を編集してドキュメンタリー映画として完成しました。

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 3月2日、午前10時、ホーイ記念館ホールには180名の来場者が詰めかけました。前日の河北新報の記事を見て来たという方もおり、

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周辺の方たち以外にも街の再興の手法として学びたいと思って来たという方もいました。
 10時からは荒町商店街振興組合理事長・佐藤麹味噌醤油店の佐藤光政さんがあいさつに立ち「御譜代町として伊達政宗公とともに仙台に移り住んだご先祖様。その街をいま受け継いでいるのが荒町だという自負を持ち、百年後も存続する荒町商店街の新しい一歩を踏み出したい」と力強く述べました。
 
 上映会に先立ってのオープニングイベントには、荒町商店街周辺の小中学校と本学奇術研究会がステージに立ちました。
 まず五橋中学校合唱部7名による合唱から始まり、続いて東北学院大学奇術研究会の4名がカードマジックとジャグリング、けん玉を披露。最後にステージいっぱい使った荒町小学校ダンスチーム11名によるダンス披露が行われました。

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 続いて本学経営学部長の齋藤善之教授が『荒町商店街の歴史をひも解く』というテーマでゼミ学生たちが調査・取材した結果をパワーポイントで解説。「本来はゼミ生たちが発表すべきですが、ご存知のように昨日解禁された就職活動が優先ということで、ゼミ生が誰も出席できませんでした。そのため私が発表させていただきます」と会場を和ませての報告でした。
 報告では荒町の御譜代町としての成り立ち、そして意外だった学問の町(寺子屋があった)、青葉山の伏流水にも恵まれた地であったために麹屋・味噌・酒蔵があったりと、職人が多く軒を連ねていたことなどが語られました。
 齋藤ゼミの中間報告の締めくくりは、「夏ごろを目標にこの報告を冊子にしてまとめる予定」とのことでした。

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 オープニングイベントが終わり、いよいよメインイベントのドキュメンタリー映画『荒町百年物語~歴史息づくまち、つづく未来』が上映されました。

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 上映会は正午に終了し、参加者はホーイ記念館を後にし、荒町商店街に移動。商店街の西側入り口にあたる七十七銀行荒町支店を起点に、「荒町すずめっこ」の皆さんによるすずめ踊りのパレードが毘沙門天王まで繰り広げられました。ゴール地点、毘沙門天王の参道では12時30分から紅白餅まき大会、会場では「荒町ハンドメイド市」が開かれるなど、3月最初の土曜をにぎやかに彩った「あらまち100年プロジェクト」のスタートでした。

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