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2019年度時代の音「あなたの知らない素晴らしいリコーダーの世界」 第1回公演「中世から17世紀初期までのリコーダーの歴史」開催報告

2019年08月05日

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 第一級の音楽家を招き、心躍る演奏とレクチャーで紡ぐコンサートシリーズ「時代の音」。2019年度は「あなたの知らない素晴らしいリコーダーの世界」をテーマに、第1回公演「中世から17世紀初期までのリコーダーの歴史」が7月3日ラーハウザー記念東北学院礼拝堂において開催されました。
 2019年度のテーマに取り上げた「リコーダー」は、音楽の授業などを通じて手にしたことがあるものの、歴史などについて詳しく知らないという方が多いのではないでしょうか。そのリコーダーの魅力にふれようと、たくさんのオーディエンスにお越しいただきました。
 冒頭、当日オルガンを演奏した今井奈緒子教授は「本日お迎えした向江さんは、私にとってリコーダーの師匠です。リコーダーと音楽は密接な関係を持っていて、私にとってはオルガンの弾き方に大きな影響を与えてくれました」と述べ、レクチャーと演奏を担当する向江昭雅氏、チェンバロ奏者の平井み帆氏、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の坪田一子氏を紹介しました。
 登壇した向江氏は「リコーダーのすごいところは、全世界で存在している数が最も多い楽器であることです。小学校の教材に使われていたので、皆さんの家にも1、2本残っているかもしれません。そもそもリコーダーって何なの? と思ったことがあっても、知らないままになっていますよね。実際にはとても長い歴史がある楽器なのです」と語りました。

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 第1部では、歴史をたどるための手掛かりはとても少なく、リコーダーが描かれた絵画や彫刻が作られた年代から推測していること。古いリコーダーは右左どちらの手が上になっても弾けるように一番下の穴がふたつあったこと。ドイツの遺跡のトイレで発見されたリコーダーは先端が壊れていて、当時トイレはゴミ捨て場であったため、おそらく捨てられたものと考えられること。レオナルド・ダ・ヴィンチの数ある発明の中にリコーダーがあることなど、驚きと発見に満ちたレクチャーに演奏を交えながら進められました。
 休憩を挟んで始まった第2部では、声楽曲が中心だったルネッサンスから器楽曲へと移り変わったバロックに焦点を当て、リコーダーのために作られた曲の楽譜の紹介やヴェネツィアのサンマルコ寺院で演奏されていたと思われる楽曲など全5曲が演奏され、あっという間に終演のときを迎えました。
 オーディエンスからの惜しみない大きな拍手に応え、向江氏は「リコーダーの中で忘れてはいけない人物」という、ヤコブ・ファン・エイクの曲をアンコールで演奏し、第1回公演は幕を下ろしました。
 第2回公演は、11月13日(水)の開催を予定しています。リコーダーのどんな魅力に迫っていくのか、次回の公演にご期待ください。

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