東北学院大学

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宮城県立視覚支援学校の小学部の児童にプログラミングの授業を行いました

2020年11月06日

 11月5日(木)、宮城県立視覚支援学校の小学部の児童4名(2年生・4年生・6年生)に本学教養学部情報科学科菅原研教授と松本章代准教授がプログラミングの授業を行いました。
 2020年度からの小学校におけるプログラミング教育の必修化は特別支援学校も例外ではありません。しかし、プログラミングは視覚に大きく依存する形で行われるため、既存のプログラミング環境は利用できません。また、全盲の子どもを対象としたプログラミング教育について、事例報告が少なく情報共有する仕組みもないのが実情です。
 そこで菅原研究室・松本研究室では全盲の子どもたちにもプログラミングができるシステムを独自に開発しました。
 子どもたちは点字を貼ったブロックを用いてプログラミングを行います。今回、低学年の児童はセンサとモータを組み合わせて「簡易自動販売機」を作成しました。高学年の児童は条件分岐の概念を理解したうえで「通電テスター」と「雨が降ったらお知らせしてくれる装置」を作り、電気の性質についても学習しました。
 菅原研究室・松本研究室では、今後も引き続き視覚支援学校へのプログラミング教育をサポートしていきます。

 

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低学年向けのプログラミング機材

 

 

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高学年向けのプログラミング機材