【工学総合研究所公開講座】空気に関わる環境と防災
2012年09月05日
空気に関わる環境と防災
東北学院大学工学総合研究所は、市民向け講座として、私たちの身近にありながら、その存在を忘れがちな空気と環境および防災の関係をわかりやすく解説する講座を企画しました。
■ 日時 : 平成 24 年 9 月 12 日(水)~10 月 10 日(水) 18:00~19:30/全 5 回
■ 会場 : 多賀城キャンパス 1 号館 3 階 第 2 会議室
SCHEDULE 講座スケジュール
■第1回 9/12(水) 18:00~19:30
電波の環境問題を考える
本学工学部教授 嶺岸 茂樹 (みねぎし しげき)
電波は見えない、聞こえない、においもない、味もない、手でつかめません。電波はテレビ、ラジオ、携帯電話などいろいろなものに利用されており、とても 便利な社会になりましたが、一方で、電波の環境問題が世界中で叫ばれていますので、この問題について考えてみたいと思います。
■第2回 9/19(水) 18:00~19:30
室内空気質・シックハウスとその対策
本学工学部教授 竹林 芳久 (たけばやし よしひさ)
シックハウスの言葉で代表される室内空気の汚染は私たちの健康に重大な影響を与えます。
なぜ近年になってこの問題が顕在化してきたのか、その経緯とともに空気汚染のメカニズムや原因と対策についてお話します。
■第3回 9/26(水) 18:00~19:30
火災から命を守るには
― 煙から読み解く火事の怖さ―
早稲田大学 理工学術院 (建築学科/建築学専攻)教授 長谷見雄二 氏 (はせみゆうじ)
火災で人が亡くなるのは、ほとんどの場合、火災時の燃焼で一酸化炭素などの有害ガスが発生し、煙にのって建物中に拡がるのが原因です。本講では、火災の事 例や実験を煙という観点から見直し、ビルや住宅で、どうすれば無理なく火災から命を守れるようになるかを考える手掛かりにして頂きたいと思います。
■第4回 10/3(水) 18:00~19:30
都市の風環境の予測と制御
― ビル風問題とヒートアイランド対策としての風の道―
東北大学 大学院 工学研究科 都市・建築学専攻教授 持田 灯 氏 (もちだ あかし)
高層建物により遮られた風は地表付近に吹き降ろされ、ビル風として知られる強風障害を引き起こす可能性があるので、設計段階での充分な配慮が必要とされま す。一方、上空を吹く海風を上手く都市内部に呼び込めれば、夏の暑さを緩和する効果があります。本講演では、風と都市・建築の関わりに関する研究成果を紹 介したいと思います。
■第5回 10/10(水) 18:00~19:30
排気ガス発生と大気環境への影響
本学工学部教授 鈴木 利夫 (すずき としお)
私たちが使っているエネルギーの殆どは、熱のエネルギーが基になっています。電気を作るのにも自動車を動かすのにも、熱エネルギーが使われています。熱エ ネルギーは主に燃料を燃やすという事で得られており、排気ガスが出てきます。この排気ガスと、それによる大気環境への影響についてお話します。
○募集人数 | 50 名(先着順) |
○対 象 | 高校生以上の方で継続して参加でき、意欲のある方 |
○申込期間 | 平成24年7月2日(月)~9月1日(土) |
○申込方法 | 往復ハガキまたは、FAX、Email にて「公開講座受講希望」と明記し、 住所、氏名(フリガナ)、年齢、職業、電話番号を記入のうえ応募。 |
○受 講 料 | 無料 |
○主 催 | 東北学院大学 工学総合研究所・多賀城市教育委員会 |
○問合せ先 | 東北学院大学 多賀城キャンパス 工学総合研究所 〒985‑8537 多賀城市中央一丁目 13‑1 TEL 022‑368‑1337 FAX 022‑368‑1352 E‑mail:kb‑kokai@eng.tohoku‑gakuin.ac.jp ※3 回以上出席された方には「修了証」をお渡しします。 |