【ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会】戦後アジア国際秩序をめぐる英米戦略
2012年10月18日
戦後アジア国際秩序をめぐる英米戦略
ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会
戦後アジア国際秩序の再編は、英米の覇権交代に伴って展開された。かつての宗主国イギリスは、インドをはじめとするアジア諸国の政治的独立を認めつつ、コモンウェルス体制の中に留め、引き続き経済的実効支配をねらった。他方、アメリカは、中国共産主義の拡大に対抗するために、東アジアにおける安全保障体制の構築を模索してきた。アメリカは、日本の非武装化とともに沖縄を自らの安全保障の砦として位置付けてきた。普天間問題や沖縄の基地問題は、戦後日本外交の矛盾の集中的表現といえる。こうした脈絡において、イギリスの実効支配の在り方と今日のオスプレイ配備問題などに揺れる日本の沖縄問題に触れながら、アメリカのアジア戦略の意味を問う。
■ 日時 : 平成24年11月10日(土) 13:30~16:30
■ 会場 : 土樋キャンパス8号館5階 押川記念ホール
LECTURER 講師
戦後イギリスのアジア開発援助
本学文学部教授 渡辺 昭一 (わたなべ しょういち)
アメリカのアジア戦略と米軍再編
西南女学院大学人文学部教授 菅 英輝 氏 (かん ひでき)
○対 象 | どなたでも受講できます |
○申込方法 | 直接会場にお越しください |
○受 講 料 | 無料 |
○主 催 | 東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所 |
○問合せ先 | 東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所 TEL・FAX 022‑264‑6379 E‑mail:europe@tscc.tohoku‑gakuin.ac.jp |