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【ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会】帝政ロシア貴族の美食文化

2014年02月01日

帝政ロシア貴族の美食文化

ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会

 現代日本で「ロシア料理」として知られているものは、ボルシチ、ピロシキなど数少ない。しかし19世紀後半から20世紀初頭のロシアはヨーロッパにおける美食文化の中心の一つであり、当時最先端の料理が宮廷、貴族の館、レストランで提供されていた。これは主にフランスとの交流によるもので、多くの有名な料理人がロシアを訪れたことで可能となった。しかし両国の文化交流は文学や音楽と同様に食文化の面でも一方向的なものでなく、現代フランス料理の重要な一面がロシアの影響であることがわかっている。
 本講演では帝政ロシアで花開いたオートキュイジーヌ(宴席料理)をめぐる文化を歴史的に読み解きたい。主な対象は皇帝や貴族の食生活の実際、それを可能とした仏露の食文化交流などである。貴族の食文化はロシア革命により封印され、その研究も途絶えた。ソ連崩壊後20年あまりたち利用が可能となった史料を用いて、ロシア貴族文化の一端を明らかにしたい。

■ 日時 : 平成26年2月22日(土)15:30~17:00
■ 会場 : 土樋キャンパス 8号館5階 押川記念ホール


       LECTURER                         講 師       

 岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授 吉田 浩(よしだ ひろし) 氏
 

○対     象 どなたでも受講できます
○申込方法 直接会場にお越しください
○受 講 料 無料
○主     催 東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所
○問合せ先

 
東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所
TEL・FAX 022‑264‑6379
E‑mail:europe@tscc.tohoku‑gakuin.ac.jp