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【ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会】ユダヤ教の聖書解釈伝統と その今日的意義

2013年05月10日

ユダヤ教の聖書解釈伝統とその今日的意義


ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会

 キリスト教のプロテスタント教会が新約聖書とともに正典としている所謂「旧約聖書」は、タナハと呼ばれるユダヤ教正典の校訂本を文書の順序を変えて翻訳したものである。キリスト教会は、「旧約聖書」を「新約聖書」の証言または預言として解釈してきた。それに対して19 世紀後半から盛んになる実証的な近代聖書学は、旧約聖書を新約聖書と直結させずに、それ自体の内容に即した解釈を目指すが、最近その方法論には手詰まり感がある。そこで今回、ユダヤ教研究の分野で日本を代表する碩学とヨーロッパの改革派ラビをお招きし、20 世紀の偉大なユダヤ人思想家マルティン・ブーバーの研究者でもある本学教員も交え、ユダヤ教の聖書解釈の方法的伝統や傾向性について論じ、これからの聖書解釈の方向性を探るヒントとしたい。
 

■ 日時 : 平成25年6月29日(土)13:30~17:30
■ 会場 : 土樋キャンパス6号館1階 601教室

 

 LECTURER    講 師


マルティン・ブーバーの聖書解釈
 ―近代聖書学へのアンチテーゼ

本学文学部教授 北 博 (きた ひろし)


二つの聖書、二つのヘブライ語
 ―歴史から考え直すヘブライズム

手島 勲矢 氏 (てしま いざや)


聖書釈義に対するユダヤ教のアプローチ

元レオ・ベック大学学長 ジョナサン・マゴネット氏 (Jonathan Magonet)
 

COMMENTATOR  コメンテーター


宮城学院女子大学学芸学部教授 新免 貢 氏 (しんめん みつぐ)

 

○対   象 どなたでも受講できます
○申込方法 直接会場にお越しください
○受 講 料 無料
○主   催 東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所
○問合せ先
 

東北学院大学 ヨーロッパ文化総合研究所
TEL・FAX 022-264-6379
E-mail:europe@tscc.tohoku-gakuin.ac.jp