2023年06月05日

　若林区役所まちづくり推進課主催の「スマホで完結！地域の動画制作プロジェクト」の第1回が5月25日、五橋キャンパス未来の扉センターで行われました。
　このプロジェクトは、五橋キャンパスの開学に伴い今年4月に締結した仙台市若林区との包括連携協定の取り組みの一つで、本学学生が若林区内の地域紹介動画を制作することを通じ、地域の魅力を大学生の視点から発信するものです。昨年度は荒町・連坊地区の動画を制作しましたが、今年度は南材地区を対象に取材、撮影し動画を制作していきます。第1回講座には学生13名が参加しました。

　学生たちの自己紹介の後、南材地区町内会連合会の菅井茂会長から、南材地区に古い建物や土蔵が残っているのは戦災に遭わなかったためであることや、東日本大震災後の地域コミュニティの形成についてなど、戦後の歩みと地域づくりについて話していただきました。

　まちづくり推進課の志村聡太さんからは、南材地区は元は商人の町だったことなど地区の成り立ちや歴史を聞いた後、スマートフォンを利用し現在と昔の地図を比較してみました。

　　講師は昨年度に引き続き、ビデオグラファーの岩村和哉さん。東北を拠点に地域の魅力を表現した映像制作や地域活性化の活動に取り組まれています。
　基礎講座では、実際に制作された動画作品を見ながら動画の役割や必要性について学び、目的とターゲットをしぼった動画の企画や構成を考えました。　

  今後、学生たちは9月末の作品完成を目標に、南材地区でのフィールドワークを織り交ぜながら動画制作の企画・立案や編集などを学び、地域の魅力を伝える動画制作に取り組みます。