【キリスト教文化研究所 第53回学術講演会】 賀川ハルの幸福な生涯に学ぶ私たちの生き方【7/14(土)開催】
2012年07月12日
賀川ハルの幸福な生涯に学ぶ私たちの生き方
―絶望してしまいそうな社会の中で―
賀川ハル(1888-1982)は女工時代に賀川豊彦と出会い、彼に導かれるようにして「貧民窟」生活に入っていった。結婚してから家庭内と神学校で教育を受けている。豊彦の知名度が上がり活動が多方面に拡大するにつれて、彼女の行動範囲も広がっていった。三人の子の出産育児も楽しむことができた。かつて貧民窟で病人たちの世話を引き受け、来訪者の相談事に一つ一つ応じたように、頭と心と体を精一杯使って晩年まで働き続けた人だった。その根底には、この世の毀誉褒貶とは無縁の、信仰を持つ者の使命感と落ちつきがあったのではないだろうか。心が折れてしまいそうなことの多い今日、私たちの生きる道をハルの生き方を通して考えてみたい。
■ 日時 :平成 24 年 7 月 14 日(土) 14:40~16:10
■ 会場 :土樋キャンパス 5 号館 3 階 531教室
LECTURER 講師
東北公益文科大学教授
三原 容子 氏 (みはら ようこ)
略歴
1955 年名古屋市生まれ。京都大学教育学部卒業、京都大学教育学研究科博士後期課程修了。
日本学術振興会特別研究員、関西大学・立命館大学・大阪大学等々の講師、世界人権問題研究センター客員研究員等を経て、2001 年より東北公益文科大学に勤務。専門は近代日本史(社会運動、社会思想、教育、人権)。山形県庄内地方の地域史の見直しを提案し、「ワッパ騒動」に参加した農民や、酒田の商人森藤右衛門の顕彰活動に関わってきた。五十近くになってから弦楽器(ヴィオラ)を購入、現在は酒田フィルハーモニー管弦楽団等に所属して演奏を楽しんでいる。なお、若い頃に聖書を学び、強い影響を受けた。
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○募集人数 | 100 名(先着順) |
○対 象 | どなたでも受講できます |
○申込方法 | 不要(直接会場にお越しください) |
○受 講 料 | 入場無料 |
○共 催 | 東北学院大学 キリスト教文化研究所 |
○問合せ先 | 東北学院大学 研究機関事務課 〒980-8511 仙台市青葉区土樋 1 丁目 3-1 TEL 022-264-6401 FAX 022-264-6530 |