東北学院大学

新着情報

【平成27年度文学部英文学科公開講義】周縁の文学と文学の周縁(9/26~10/24 全4回)

2015年09月02日

周縁の文学と文学の周縁

平成27年度文学部英文学科公開講義

申込不要   定員100名   無 料   土 樋


日時:平成27年9月26日(土)~10月24日(土) 全4回
会場:土樋キャンパス 8号館4階 842教室

oc2015au-04_01.jpg
(クリックでPDF表示 3.75MB)

 中心から排除された見えない場所、そしてそこに生きる声を聞きとられることがない存在、そうしたいわゆる「周縁」と名づけられる場所や存在は、文学というものが向き合うトポスのひとつとしてあり続けている。現在、グローバルという場所の重要性が声高に叫ばれ、中心の拡大化、あるいは中心といった考え自体の終わりまでもが言われる中で、周縁の終焉ともいえる事態が進んでいるように思われるかもしれない。しかし、周縁とは何よりも見えない場所であるならば、それは同時に周縁のさらなる周縁化でもあるはずだ。そのような現在にあって文学と周縁との関係を改めて問い直すこと、それが本講座のテーマである。

 SCHEDULE 講座スケジュール
 

 第1回  9/26(土)14:40~16:10
■周縁化に抗う
―Aphra Behn, Love‑Letters between a Nobleman and his Sister を読む

 本学文学部准教授 福士 航(ふくし わたる)

 第2回  10/3(土)14:40~16:10
■周縁から中心に、そして、中心なき周縁へ
―Muriel Spark のThe Go‑Away Bird を読む

 本学文学部教授 遠藤 健一(えんどう けんいち)

 第3回  10/10(土)14:40~16:10
■固有名の剥奪、名づけえぬものの歓待
―ジョゼフ・コンラッド「ある船の話」の“room”における周縁

 本学文学部准教授 井出 達郎(いで たつろう)

 第4回  10/24(土)14:40~16:10
■ユートピアという/の周縁と「希望の原理」

 福島大学教授 川田 潤(かわだ じゅん)



募集人数   100名
対 象   どなたでも受講できます
申込方法   直接会場にお越しください
受講料   無料
主 催   東北学院大学 文学部英文学科(高大連携事業)
問合せ先
 
  東北学院大学 研究機関事務課
TEL 022‑264‑6401 FAX 022‑264‑6530