8月22日、東北放送『Nスタみやぎ』のニュースに、本学工学部・金義鎭准教授が「アプリ開発の現状は...」で登場
2012年08月20日
7月下旬、既報の「モバイルアプリコンテスト2012」出場前に取材を受けていた、東北学院大学工学部電気情報工学科の金義鎭(キム ウイジン)准教授のアプリ開発についてのニュース番組が放送されます。
東北放送(TBCテレビ)の夕方の番組『Nスタみやぎ』の中です。
その内容は…
東日本大震災時、本学多賀城キャンパスの避難所(礼拝堂)でも、多くの学生や一般の人々(約500名)が避難していました。しかし、大規模停電や通信の途絶などの社会基盤インフラが崩壊し、震災初日から4日間は、避難者の情報収集が紙と鉛筆を使い、すべてが手作業で行われました。その結果、避難所では避難者への適切な支援、物資の配分や人命救助で優先すべき避難者リストの提示などが停滞したことがありました。
このような被災地の大学ならでの実体験を生かしたのが、Android端末のBluetoothを用いた避難所管理システムです。このシステムでは、登録用端末を用いて避難者の情報を収集し、各登録用端末から集められた大量データはBluetoothを介して送受信できます。その際、数10台の閲覧用端末にもリアルタイムに避難者の情報が転送され、データベースに蓄積されます。
Android端末は、乾電池でも動作できることや各種センサが基本搭載されているので、災害により社会基盤インフラが停止しても、有効に活用できるIT機器であり、避難所管理システムに最適と考えられます。
こうした避難所管理システムに関連するアプリケーションが、「モバイルアプリコンテスト2012」で準優秀賞を受賞しました。
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Nスタみやぎ
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