東北学院大学

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経済学部

学部長あいさつ

経済学部長 前田 修也

経済学部長
前田 修也

2008年リーマンショック、2010年ユーロ危機と頻発する先進国を中心とするグローバルな金融危機、それと対照的な新興国の著しい経済発展、こうした激動する世界経済について日々報道されるニュースを目の前にして、ただ漠然とした不安を感じじっと身をすくませているだけでは、世の中で生起していることを何も捉えることはできません。なぜこのようなことが起こっているのだろうか、どうすれば解決できるのだろうか、こうした問いに答えるためには、現代のグローバルな経済社会の全体構造をきちんと認識・把握できるように、経済学に基づいて自らの思考の歩みを進めていかなければなりません。つまり、100年に一度といわれる経済危機の時代、こんな時代であればこそ経済学を学ぶ意義は大きいのです。

経済学は社会を科学する学問です。そのためには社会のこと、つまり、世の中で起こっていることをよく知らなければなりません。そこで得られた事実を積み重ね、自分の頭で考えることを通じて、世の中の仕組みや社会の動向をよく知り理解することができるようになるでしょう。そこから自分たちが生きる経済社会をいかに構想するか考えることができます。

現実の社会は多様な構成要素によって成り立っています。多様性を認めることによって社会が構築されていると言えるでしょう。そうした意味で、様々なことを学ぶ中で多様なものの見方を修得することは、これからの社会を生きていく上でとても大切なことです。多様なものの見方を身に付けるということは、自己を相対化するということでもあります。一方で確固たる自己を確立させながら他方で自己を相対化できる、これこそが大学において皆さんが学ぶべきことであると言えるでしょう。そのためには、皆さんの学ぶ姿勢も問われることになります。社会において生起している様々な問題に常に興味を持ち、経済学の諸領域を学びながら、諸問題を理解しようと主体的に行動することが大切です。

経済学科においても共生社会経済学科においても、平成28年度の1年生よりカリキュラムの大幅な改正を行い、皆さんの学ぶ意欲に応えることができる体制を整えています。また、経済学部所属の経験豊富な先生方が、皆さんの学びへの道案内を懇切・丁寧にしてくれることでしょう。実り豊かな学生生活となるように、十分な履修計画を立て、自ら主体的に学ぶ姿勢を持って、積極的に取り組んでもらいたいと思います。