学科長あいさつ

機械知能工学科長
矢口博之
学生の知的好奇心を満たす学科を目指す
機械工学は私たちの身の周りで起きている自然現象を理解し,それを応用するための技術の確立を目指します。そのためには材料,熱,流体,振動,制御そして加工など幅広い知識が必要になります。
航空機は大量に人や荷物を運ぶ大型の設計から,騒音が少なく,燃費が良く,小回りの利く中型機の設計へシフトしています。しかも軽量にするためにアルミ合金から複合材料へ置き換える工夫が,多くの部品で施されています。同時に,エンジンは耐熱性があり燃費がよく軽量で単位重量当りの出力が高い特性が要求されます。
自動車も安全で快適に人や荷物を運び,しかも環境に配慮しつつ走る,曲がる,止まるを確実に行わなければなりません。危険と判断したときには出来るだけすばやく停止する必要があります。そのエンジンもコンピュータにより制御され,必要の度合いによりガソリンが噴射されるように設計されています。車体も事故のとき,乗車している人間を保護するために変形して衝撃を吸収するような設計が施されています。そのためには瞬間的にある大きさの力が方向性をもって車体に作用したとき,どの様な振る舞いを示すのかを予め知っておく必要があります。
ロボットも我々の眼や手や足などのサポートを行うべく物体を認識し,精度よく本体を動かし,正しい姿勢で位置決めをしています。質量のあるものを動かし,正確な位置に停止させるだけでも実にさまざまな研究が必要となります。
機械工学の知識を身につけると理論と実験の積み重ねにより,個々の材料や機械部品の動作・挙動が予測でき,安全な工業製品の設計ができるようになります。
無理,無駄をせず論理的な考え方を身につけ,効率的にものづくりができるエンジニアを育成することが我々の目標です。そのために知的好奇心を満たす学習ができる,コース制のカリキュラムを構成しています。
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