東北学院大学

東日本大震災 東北学院1年の記録

災害ボランティアステーション

災害ボランティアステーションの設立経緯

震災からほどなくスタートした災害ボランティアステーションだが、当面はユニフォームもなかった。発足1ヵ月ほど経ってスタッフ用のジャンパーができた

東北学院大学災害ボランティアステーションは、地域情報を集約・共有し、支援を必要とする人に同大学学生・教職員が直接支援するとともに、市町村災害ボランティアセンターや全国の大学と連携し、被災地支援のための広範な活動を中継・展開した。地域貢献とともに、学生の皆さんにボランティアという新しい学び・成長の場を提供している。

震災後の3月29日に慌ただしく東北学院大学災害ボランティアステーションを立ち上げ、当初は、仙台市社会福祉協議会が中心となって設立した災害ボランティアセンターに協力し、本学の学生を中継して派遣することをめざし活動を開始した。しかし、その後、次々と被災地からの支援の申し出が続き、災害ボランティアステーションとしての独自の活動も展開することとなった。 当初から、被災地域に対し、大学として支援の何ができるかを、学生と教職員が一緒に試行錯誤で模索していたが、被災地の瓦礫撤去、汚泥除去、清掃などに始まり、混乱した交通状況の整理、避難所への後方支援、支援要請のマッチング業務など、多様なニーズに対応してきた。

設立から約1年になろうとしている現在、活動内容がさらに多種多様化し、様々な組織との連携体制を構築してきた。以下、現在までの主な活動内容と現在取り組んでいる活動について紹介する。

災害ボランティアステーションが設立された当初、土樋キャンパス8号館の教員控室がステーションの事務局だった。その後、4月になり大学の授業が始まるのに合わせて、大学院棟の2階、2室に移動し、現在にいたっている。2012年3月現在、登録の学生・職員数は約1,300名。

授業が始まる前、8号館の教員控室を拠点としていた当時の災害ボランティアステーション。ボランティアの受付、仙台市社会福祉協議会(仙台市災害ボランティアセンター)との連携で、仙台市各区から要請のあった地域にボランティアをコーディネートしていた
授業が始まる前、8号館の教員控室を拠点としていた当時の災害ボランティアステーション。ボランティアの受付、仙台市社会福祉協議会(仙台市災害ボランティアセンター)との連携で、仙台市各区から要請のあった地域にボランティアをコーディネートしていた
授業が始まる前、8号館の教員控室を拠点としていた当時の災害ボランティアステーション。ボランティアの受付、仙台市社会福祉協議会(仙台市災害ボランティアセンター)との連携で、仙台市各区から要請のあった地域にボランティアをコーディネートしていた
授業が始まる前、8号館の教員控室を拠点としていた当時の災害ボランティアステーション。ボランティアの受付、仙台市社会福祉協議会(仙台市災害ボランティアセンター)との連携で、仙台市各区から要請のあった地域にボランティアをコーディネートしていた
授業が始まる前、8号館の教員控室を拠点としていた当時の災害ボランティアステーション。ボランティアの受付、仙台市社会福祉協議会(仙台市災害ボランティアセンター)との連携で、仙台市各区から要請のあった地域にボランティアをコーディネートしていた