お知らせ
東北学院大学土樋キャンパス整備計画始動
2013年12月09日
<完成予想図>
仙台市の中心部に位置する土樋キャンパスでは、さらに魅力的な大学になるための整備が進んでいます。
まず、正門前の通り(南六軒丁通り)をはさんだ北側隣接地を取得し、キャンパスを拡大、そこに延床面積15,000平方㍍程度の新校舎を建設します。新校舎には教室や研究室、事務室のほかに、学生の主体的な学びを実現するラーニング・コモンズのための広い空間を確保します。また市民に開かれたキャンパスとするため、市民を対象にした各種イベントが行える多目的ホールや食堂(カフェ)を設置し、同時に、南六軒丁通りは、両側の歩道をそれぞれ段階的に拡幅します。フェンスも取り払ったゆったりとした緑道に整備し、安全で開放的な「TGUモール」(仮称)として、完成をめざしています。
その後、キャンパス内の老朽化した建物の建て替えの予定です。その際、土樋キャンパスが持つ、本館や礼拝堂に象徴される歴史的・文化的遺産の保持には、最大限配慮します。また、災害の際の避難場所としての機能をも兼ね備えた緑豊かなグリーンキャンパスづくりにも努めることにしています。さらに、近隣地の積極的な取得をめざし、将来的にはアクセスに便利な土樋キャンパスの実現、及びその周辺にできるだけキャンパスを統合するという構想を持っています。
このような整備計画を通じて、東北学院大学は21世紀にふさわしい新しい大学づくりへと踏み出そうとしています。
<東北学院大学土樋キャンパス整備計画 5つのテーマ>
1.学都仙台を象徴するキャンパス
-キャンパスタウンの実現と北地区新校舎-
土樋キャンパスはグリーンキャンパスづくりに努め、TGU モール沿いの自主的な景観マニュアルを作成、そのマニュアルに沿って長期計画を行っていきます。具体的には石畳の並木整備、キャンパスとモールをライトアップする照明設備、そのモールを軸とした正門前整備と本計画を一体的にデザインすることで、キャンパス街をつないでいきます。これにより、本計画はラーニング・コモンズと一体となった画期的な校舎として、次世代型の教育空間をアピールしていきます。
2.地域と共創するキャンパス
-3つの共創空間-
キャンパスの地上階1階フロアには食堂(カフェ)、地階には多目的ホールを設置、新棟西側のエリアには三角形の憩いの場を整備し、地域の皆さまも気軽に利用できる3つの共創空間を創出します。フェンスを撤廃し、南北のキャンパスを自由に通り抜け、アカデミックな空間を感じることができる、地域に向け門戸を開いた空間づくりを進めます。
3.新旧一体のキャンパス
-3つの既存施設を尊重した新校舎-
本館を中心に、ラーハウザー記念東北学院礼拝堂、大学院棟(旧シュネーダー記念図書館)の3つの保存建築と本計画とで囲まれた、新旧一体となった広場TGスクエアを形成し、キャンパスの核となるTGUモールと一体となった新校舎を建設。本館塔楼のスカイラインを尊重し、周辺建物と同じ高さの景観を守ります。
4.市民に開かれたキャンパス
-TGU モールに沿って賑わいのある施設を配置-
新棟北キャンパスの西側に整備される三角形の憩いの場には小さな円形テラスを設置し、交流の場としても使える参画型テラス(Sankaku Terrace)として活用します。また、賑わいを外部に発信できるように、建物1階のTGU モール沿いすべてをガラス張りにし、食堂(カフェ)、ラーニング・コモンズなどを配置して、学内利用を原則としてユニバーサルに対応した開放的なスペースを確保します。同時に低層階にはオフィスゾーンを集約し、学外交流にもノンストップサービスを進め、地域と市民に開かれたゾーンを創出します。
5.環境・防犯・防災に対応するキャンパス
-死角をなくす配置と防災拠点への対応-
周辺環境と一体となった機能美あるボリューム感を演出。また、建物内に死角をなくし見通しの良い空間計画を実現することで、より安全安心なキャンパスを創出します。自然災害の際には、地域の避難施設として機能することも視野に入れています。
<完成予想図>
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