東北学院大学

Language

文学部 英文学科

理念・目的、教育目標、本学科の求める学生像、到達目標

理念・目標

理念・目的

国際語としての地位にある英語の運用能力の涵養をはかるとともに、他文化・他者性に対して鋭敏な感覚を育むことで、多元的な文化に寛容な真の国際人を育成する。

教育目標
  1. 鋭敏な言語感覚を養う。
  2. ことばの芸術と学問に親しむ。
  3. 人間理解の基礎を築く。
  4. 物事を論理的・批判的に考える能力を養う。
  5. 自己を広い視野からとらえる教養を蓄積する。
本学科の求める学生像
  1. 十分な基礎学力を有し、知的好奇心が旺盛である。
  2. 論理的な思考力を有し、自分の言葉で自分の考えを明確に説明することができる。
  3. 英語を含む外国語学習に強い意欲をもち実践をしている。
  4. 本学科のカリキュラムを十分に理解し、4年間の勉学に関するプランをもっている。

学士課程の到達目標

  1. 必修の「キリスト教学」を含む教養教育科目や専門教育科目の幅広い履修を通じて、過去の思想的蓄積の今日的意義を理解し、自らの学習や生き方に反映させることができる。
  2. 「大学生活入門」や「アカデミック・リサーチ入門」等の履修を通じて学問の意義と方法を理解するとともに、外国語科目および専門教育第一類科目の履修を通じて外国語、とりわけ英語の運用能力をバランスよく身に付ける。
  3. 英語コミュニケーション分野においては、英語使用および英語習得に関わる様々な現象を理解するとともに、そこに見られる問題を調査・分析するための基本的方法を身に付ける。英米文学分野においては、英米の詩・演劇・小説の特性を理解するとともに、個別の作品を適切に解釈・評価するための基本的方法を身に付ける。英語学分野においては、言語理論の諸相を学習するとともに、英語の特性をよりよく理解するための基本的方法を身に付ける。総合英語研究分野においては、英語の様々な側面を理解するとともに、それを多角的に研究するための基本的方法を身に付ける。
  4. 教養教育科目や専修分野以外の専門教育科目を履修することを通じて、他分野からの視点や知見を専修分野に応用してみようとする基本的態度を身に付ける。
  5. 「演習」や「卒業試験/卒業論文」を通じて、それまでの学習成果を総合的に活用し、自らが立てた課題に自らの視点で取り組む態度を身に付ける。

沿革

東北学院創立期から続く、実学に基づく英語教育の歴史

130年を超える東北学院の歴史は、そのまま英文学科の歴史と重なります。キリスト教伝道の牧師養成のための神学校として創立された東北学院では、授業はアメリカ人宣教師によって英語で行なわれました。講義を受けるためには英語の4技能を習得しなければなりません。そのための教育課程が英文学科へと発展したのです。東北学院の英語教育は初めから「英語を」学ぶだけでなく「英語で」学ぶことが根本にあったことになります。大正9(1920)年には東北学院専門部師範科を卒業すると無試験で英語教師の資格を取得できる全国でも数少ない学校として認可されました。北海道・東北を中心に関東から九州まで広く全国の教壇で東北学院の出身者が活躍し、「英語の東北学院」と呼ばれるようになった所以です。

草創期の明治時代には詩人の島崎藤村(のちに第一詩集となる『若菜集』に収められる詩は東北学院在職中に書かれました)をはじめ、ダンテの『神曲』(岩波文庫)の翻訳で知られる山内丙三郎(本学卒業生)、『詳解英和辞典』を独力で編纂した入江祝衛、アメリカで学んだ英語の新教授法を基礎に発展させ、英語教育で大きな成果をあげた音声学者としても有名だったポール・ゲルハード(明治30〔1897〕年から40年間東北学院の教壇に立ちました)など錚々たる教授陣が学生の指導にあたりました。英和と英英辞典を兼ねた画期的な『双解英和辞典』で岡倉賞を受賞した斎藤静も東北学院の卒業生で、のちに本学の教授になりました。

昭和24(1949)年に新制大学に昇格すると英文学科は、英語英文学を学問的に研究する総合大学の英文学科、実学的な英語の習得を目的とする外国語大学系の英語科、教育大学系英語教員養成課程の3種類の学科・課程を一手に担う学科として発展し、英語教育界はもとより、広範囲の領域に人材を送り続けてきました。昭和39(1964)年には大学院が設置され、既に80名以上の研究者・教育者を国公私立大学に送り出し、現在に至っています。