理念・目的、教育目標
理念・目標
理念・目的
人類の幸福と望ましい環境の創造に必要な工学技術を理解し、かつ自ら思考できる人物を育成する。また、本学の建学の精神に基づいて、人間社会に貢献する「幅広い教養と正しい倫理観を持つ工学技術者」を養成する。
教育目標
工学部に学ぶ全ての学生が、
- (1) 広くかつ深い教養に裏打ちされた隣人愛
- (2) 社会への献身的奉仕の精神
- (3) 科学技術における正確な知識と思考能力
- (4) 科学技術を通して人類福祉を向上させる力
- (5) 社会及び組織におけるリーダーシップ
を身につける。
学部概要
東北学院大学工学部は、東北の地に高度な科学技術研究基盤と工業産業を確立する目的で、仙台駅から快速電車で約10分の仙台市に隣接する東北地域屈指の学術研究都市であるとともに日本三大史跡(奈良県・平城京、ここ多賀城そして福岡県・太宰府)が存在する歴史的文化都市でもある多賀城市に、1962年に設立されました。工学部の設立に当たって、当時の学長小田忠夫先生は「この地を日本のスコットランドとするために工業技術の発展に寄与したい」とその設立の目的と意義を宣言されました。このことは、それから遡ることさらに76年前(1886年)に東北学院を創設した初代院長押川方義先生の夢でもありました。スコットランドは高性能の蒸気機関を発明したワットや電磁気学を完成したマックスウェル等の科学技術史上の偉人を輩出したことで知られています。このように地域の産業の発展に必要な「倫理観と叡智を備えた工学技術者・産業人」を育てるための学部設立の思いは、現在の東北学院大学工学部にも連綿として受け継がれています。
ここでは、「工学部共通科目」と「先端科学技術教育科目」ついて紹介します。
<工学部共通科目>
本学工学部で学ぶことは、「工業生産技術、エネルギー供給技術、情報技術、通信技術、新材料技術、建築技術および社会基盤創造技術」などの産業に直結する技術と、生命工学・福祉工学・環境保全技術などの「人類福祉の増進や地域と地球環境の保全に貢献しうる工学技術」などについて、それらの基礎をなす要素知識を理解しかつ思考できるようになることです。そして、それらの知識を総合して「真に高度なレベルの科学技術」とは何かを、理解できるようになることです。そのための共通科目として、高等学校教育までに理科教育科目を十分に学んできた人がさらに高度な「工学」を学ぶために必要な基盤を作り上げるために、一方これまでは十分にはそれらを学ぶ機会が無かったけれども、東北学院大学で「工学」を学ぶことを志した人がそのための基礎を作り上げるために、「工学共通科目」として「数学基礎演習」、「物理学基礎演習」などの演習科目を開講しています。それが、<東北学院サイエンスファンダメンタルズ>です。「数学」は「論理を組み立て論理によって事象を理解する学術」ですから、大学生時代に「論理的に考える力」と「科学的に考える力」を獲得するための、最もよい鍛錬の手段となります。「物理学」「化学」そして「生物学」なども、同様に「工学とは何か」を自ら見つけだし、そして自ら新しい「工学」を作り出すための基礎知識(サイエンスファンダメンタル)を提供するものです。本学工学部に入学する学生の皆さんがそれらの科目が得意であろうと無かろうと、全員にそれらの「工学共通基礎」の真髄を身につけてもらいます。そして「科学としての人間の本当の英知」を身につけてもらうことにしています。
<先端科学技術教育科目>
21世紀型の産業の創出を牽引できるリーダとして、特に東北地域の産業社会を発展させ豊かな地域の創造に取り組むためには、「先端科学技術」の知識とそれを自ら創造する思考能力を養うことが必要です。この工学部に設置された「機械知能工学科」「電気情報工学科」「電子工学科」「環境建設工学科」の4学科には、全ての学科で先端科学技術科目が開講されています。それらのいくつかの例を挙げれば、機械知能工学科で開講されている「ロボット開発工学」や「ヒューマン・マシン インターフェース」、電気情報工学科で開講されている「パワーエレクトロニクス」や「ディジタル電子回路学」、電子工学科で開講されている「光・量子エレクトロニクス」や「ナノ物性工学」、環境建設工学科で開講されている「コンクリートメンテナンス工学」や「環境生物工学」などです。これらの先端科学技術科目は、この工学部で学ぶ皆さんに21世紀の新しい産業技術を創出できる科学技術リーダとしての能力を身につけてもらい、そして社会の豊かさを創造できる人物としての人間力を作り上げてもらうために、開講されているのです。
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