東北学院大学

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法学部

学部長あいさつ

法学部長 高木 龍一郎

法学部長
菊地 雄介

法学部長の菊地雄介です。東北学院大学の法学部は、東京オリンピックの翌年に設置されて以来、すでに半世紀余の歴史を重ねてきました。私たちの教育理念としては、この学部で学んだ専門的な知識・知見と法的思考能力を生かし、人間の尊厳のために貢献できる人材を養成することに主眼をおいています。英語で表現すると、“Think legally, for human dignity”というのが、法学部のモットーです。

法学部は、昔からジェネラリスト養成の場であると語られてきました。そして、人間社会のどこでも、どのような組織の中でも貢献できる有為の人材を育成するという、私たち法学部の教育目標は、震災以降の今日、改めて強く意識される必要があると感じています。もちろん一方では、スペシャリストとしての法律専門職を意識し、各分野の専門職業人を社会に送り出すことも、法学部の当然の使命です。弁護士・司法書士・行政書士・宅地建物取引士等々のいわゆる「士業」や、国税専門官・労働基準監督官など多くの「専門職公務員」がそうした法律専門職にあたります。法学部新入生の多くは、いずれ大学で身につけた法的な知識や素養を活かして法律専門職に就きたいと願っているようです。学生生活の送り方をみても、法学部には、法律系出題科目の多い各種専門資格や公務員試験を目指して、入学当初からきちんと計画的に勉学と取り組もうとする学生の姿が数多くみられます。しかし他方で、法学部を巣立つ学生諸君の進路は、営業職や事務職としての民間企業への就職やNPOでの社会活動なども含めて、実に幅広い分野に及んでいます。法律学というと、何か大変お堅いイメージをもたれがちですが、実は社会の変化につれて日々柔軟に変貌し続ける人間社会のルール、それが法の実態です。法を学んだ人間がジェネラリストと呼ばれてきたのも、社会の現実と法のルールとの間で思い悩み、よりよい社会のために創意工夫を凝らせる人間という、まさしく汎用性に富んだ人材を念頭においてのことでしょう。

私たちの法学部では、法律専門職と一般職・総合職、公務員と民間人、ローカル志向とグローバル志向等々、学生諸君の抱く様々な進路希望に対応できるよう、3つのコース別選択肢を用意しました。①公務員や政策立案の仕事を志す人向けの政策・行政コース、②民間志向が強い人を広く想定した企業法務コース、③広汎な法律専門職に対応する法律専門職コース。初年次教育の中で2年次以降のコース選択につながる有意義な情報提供とアドバイスの機会を用意し、3年次のコース総合演習で各コースに特有な教育の実質化を図る、という教育構想がこの春からスタートします。それと並行して、正課教育とは別に、将来の進路志望につながる各種の講演や体験談を諸先輩から聞く会や、希望進路が明確になった学生向けには入門編から直前対策まで数々の学習講座、さらには講座受講者を対象とした奨学金制度等からなる「キャリアアップ支援プログラム」も今後ますます充実していく予定です。学生の主体的な学修を意識して「アクティブ・ラーニング」の声が高まる高等教育の中で、学生一人ひとりがどういう人間に成長していくか、私たちもしっかり見守りながら、東北学院大学法学部の4年間を活かしきってもらえるよう最大限の手助けをしたいと念じています。