陶久 利彦 教授 専門分野 法哲学 研究テーマ 専ら二つの問題領域を研究分野としています。一つは、伝統的に法学方法論と呼ばれてきた問題群です。例えば、「類推」を用いた判決例の論理や思考の働きの解明です。概論として、陶久利彦『法的思考のすすめ 第2版』(法律文化社、2011年)があります。 もう一つは、生命倫理です。その中でも特に胎児の先天性異常を理由とする中絶問題を取り扱ってきました。最近は、出生前診断のわが国での広がりに危機感を覚え、妊婦支援のあり方を探っています。ドイツの相談(Beratung)制度の理論と実際の研究は、その一環です。 生命倫理は性の問題と密接に関連しています。そのテーマで、陶久利彦編著『性風俗と法秩序』(尚学社、2017年)を公刊しています。 研究経歴・業績はresearchmapをご覧ください。 主な担当科目 法哲学Ⅰ・Ⅱ