1.概要
日本が国際化されるにつれて、日本語教育に対する需要は日本国内及び海外において増大している。日本語を学んでいる外国人の数は、日本国内ですら既に十数万人に及んでおり、海外においては数百万人に達している。日本の国際化に伴い、近年ではアジアのみならずオーストラリアやニュージーランドをはじめ、アメリカ、ヨーロッパにおいても日本語・日本文化を学ぶ者の数が増大している。このような日本語教育に対する国内外の需要に応えるために、有能な日本語教員が求められている。そこで教養学部では、平成6年度より、日本国内外の日本語教育に対するニーズに応え、日本語教員として国際化社会に貢献しうる人材の養成を目的に、日本語教員の養成に必要な授業科目を開設している。
平成22年度までは、『日本語教育施策の推進に関する調査研究会』の報告書(1985年)にあった2つのモデルのうち副専攻モデルを採用し、計30単位の授業科目を設けていた。しかし、文化庁が新しい報告書(『日本語教育のための教員養成について』平成12年3月)をとりまとめ、教育内容を構成する諸領域・区分を刷新したため、平成23年度からは教養学部の日本語教員養成課程もそれに準拠した課程表へと変更している。また、より質の高い日本語教員を養成することを目指して、豊富かつ多彩な科目群を設置するだけでなく、必要単位も45単位以上(必修科目36単位、選択科目9単位以上)としている。
なお、日本語教員の免許資格については、教育職員免許法のように国の法令で定められているわけではないため、所定の単位を修得し一定の条件を満たした者に対して、東北学院大学教養学部が「日本語教員基礎資格」の認定を行う。
2.日本語教員養成課程の科目と履修登録方法
(平成23年度以降入学生)
- 履修すべき科目と単位
教養学部では、日本語教員養成課程に関わる科目群を課程表1のように定めている。◎印のついたものが必修科目であり、合計36単位である。それ以外は選択科目であり、合計9単位以上を修得しなければならない。 - 履修登録方法
科目登録については、毎学年初めにその年度に履修する科目を他の科目と同様に登録しなければならない。 - 資格登録
科目登録時に、資格登録を必ず行うこと。(詳細は、別冊「履修科目登録要項(教養学部)」を参照すること。)
3.日本語教育実習
(平成23年度以降入学生)
必修科目「日本語教育実習法」の単位を取得するためには、本学の定める日本語教育機関において教育実習を行うことを義務づける。ただし、以下の要件を満たしていない者は日本語教育実習に参加することができない。
- 3年次修了までに教養教育科目・外国語科目について卒業に必要な単位を修得し、かつ卒業に必要な専門科目を含めた総修得単位数が90以上であること。
- 3年次修了までに課程表1にある必修科目のうち12科目以上を履修し、その単位を修得していること。
- 必修科目のうち、特にその中心となる7科目(「日本語学概論(s)」「日本語学概論(w)」「日本語文法論」「日本語教授法(s)」「日本語教授法(w)」「日本語教育教材論(s)」「日本語教育教材論(w)」)のうち、5科目以上の単位を修得していること。
4.日本語教員資格の認定と修了証の交付について
(平成23年度以降入学生)
課程表1にある必修科目(◎印科目)の36単位に加えて、選択科目(無印科目)を9単位以上取得し、計45単位以上を修得した者に対して日本語教員基礎資格を認定し、卒業式当日に日本語教員課程の修了証を交付する。
課程表1
(平成23年度以降入学生)
(◎印は必修科目)
| 「日本語教育のための教員養成について」 (平成12年3月文化庁・日本語教員の養成に関する調査研究協力者会議報告) |
本学の日本語教員養成課程教育課程表 | ||||||
| 領域 | 区分 | 本学で開講する科目 | 開講学年 | 単位 | 最低 修得単位 |
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| 社 会 ・ 文 化 ・ 地 域 に 関 わ る 領 域 |
社 会 ・ 文 化 ・ 地 域 |
世界と日本 | 日本文学史 | 通年 | 4 | 6 | 45 |
| ◎日本の言語文化論 | 2年半期 | 2 | |||||
| ◎日本文化論特論 | 2年半期 | 2 | |||||
| 異文化接触 | 文化基礎論I(s) | 1年半期 | 2 | ||||
| 文化基礎論I(w) | 1年半期 | 2 | |||||
| 文化人類学 | 1年半期 | 2 | |||||
| 現代の文化人類学 | 2年半期 | 2 | |||||
| 日本語教育の歴史と社会 | ◎日本語学特論 | 3年半期 | 2 | ||||
| 言 語 と 社 会 |
言語使用と社会 | ◎日本語学 | 1年半期 | 2 | 4 | ||
| 言語と社会の関係 | 社会言語学 | 2年半期 | 2 | ||||
| 異文化コミュニケーションと社会 | ◎異文化コミュニケーションI | 2年半期 | 2 | ||||
| 教 育 に 関 わ る 領 域 |
言 語 と 心 裡 |
言語理解の過程 | ◎言語とコミュニケーション | 2年半期 | 2 | 4 | |
| 言語教育法・発達 | 言語獲得論 | 2年半期 | 2 | ||||
| ◎言語習得論 | 2年半期 | 2 | |||||
| 異文化理解と心理 | 異文化コミュニケーションII | 2年半期 | 2 | ||||
| 言 語 と 教 育 |
言語教育法・実習 | 教育心理学 | 2年半期 | 2 | 10 | ||
| ◎日本語教授表(s) | 3年半期 | 2 | |||||
| ◎日本語教授表(w) | 3年半期 | 2 | |||||
| ◎日本語教育実習法 | 4年半期 | 2 | |||||
| 異文化間教育・コミュニケーション教育 | 言語表現の技法 | 2年半期 | 2 | ||||
| 言語教育と情報 | 基礎コンピュータA | 1年半期 | 2 | ||||
| 基礎コンピュータB | 1年半期 | 2 | |||||
| ◎日本語教育教材論(s) | 3年半期 | 2 | |||||
| ◎日本語教育教材論(w) | 3年半期 | 2 | |||||
| 言語と情報 | 3年半期 | 2 | |||||
| 言 語 に 関 わ る 領 域 |
言 語 |
言語の構造一般 | ◎言語基礎論I(s) | 1年半期 | 2 | 12 | |
| ◎言語基礎論I(w) | 1年半期 | 2 | |||||
| 言語基礎論II(s) | 2年半期 | 2 | |||||
| 言語基礎論II(w) | 2年半期 | 2 | |||||
| 日本語の構造 | ◎日本語基礎論 | 1年半期 | 2 | ||||
| ◎日本語学概論(s) | 2年半期 | 2 | |||||
| ◎日本語学概論(w) | 2年半期 | 2 | |||||
| ◎日本語文法論 | 3年半期 | 2 | |||||
| 言語研究 | 対照言語学 | 3年半期 | 2 | ||||
| コミュニケーション能力 | Advanced English Communication(s) | 3年半期 | 1 | ||||
| Advanced English Communication(w) | 3年半期 | 1 | |||||
| ドイツ語コミュニケーションIII(s) | 3年半期 | 1 | |||||
| ドイツ語コミュニケーションIII(w) | 3年半期 | 1 | |||||
| フランス語コミュニケーションIII(s) | 3年半期 | 1 | |||||
| フランス語コミュニケーションIII(w) | 3年半期 | 1 | |||||
| 中国語コミュニケーションIII(s) | 3年半期 | 1 | |||||
| 中国語コミュニケーションIII(w) | 3年半期 | 1 | |||||
| 韓国・朝鮮語コミュニケーションIII(s) | 3年半期 | 1 | |||||
| 韓国・朝鮮語コミュニケーションIII(w) | 3年半期 | 1 | |||||
| 合計 | 80 | 36 | 45 | ||||
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